「LINE Transparency Report」訂正に関するお知らせ

2021.10.18 ALL

LINE株式会社(以下、「当社」)は、「LINE Transparency Report」として、「捜査機関からのユーザー情報開示・削除要請」に関するレポート(以下、「本レポート」)を2016年下半期より定期的に公開しております。この度、公開済みの本レポートにつきまして、そのユーザー情報開示の数値に一部誤りがあったことを確認し、訂正を行いました。本レポートの公開数値に誤りがあったことをお詫びいたしますとともに、謹んで訂正申し上げます。

 

■捜査機関からのユーザー情報開示・削除要請とは

「LINE Transparency Report」では、企業としての透明性を高める取り組みとして、各種サービスを当社が維持、運営するにあたり、お預かりしているデータの取り扱いについて、定期的に公開しております。その中で「捜査機関からのユーザー情報開示・削除要請」として、2016年7月から2020年12月までの期間における、当社が捜査機関から受領した情報開示請求および実際に当社から開示を行った件数等について、半期毎に公開 *1しております。

 
LINE Transparency Report:https://linecorp.com/ja/security/transparency/top

*1:2021年上半期に関するレポートは、追って公開予定です。

 

■訂正内容および本件の要因

この度、半期毎に公開している本レポートにおいて、数値等の誤りが発生していたことを確認し、訂正を行いました。今般判明した誤りは、捜査機関からの要請に関する手作業での記録作成における誤入力や、数値集計の過程における案件の重複計上等に起因するものであり、捜査機関からの情報開示請求において不適切な情報の照会や開示等は発生しておりません。

本件は、当社の親会社であるZホールディングス株式会社が設置する特別委員会*2への報告に係る確認作業において、実際の対応件数と本レポートの公開数値との間に齟齬があることが判明したものです。これまでの公開数値の累計および正しい数値の累計は以下の通り *3です。

 

*2 Zホールディングスにおける、外部有識者による、グローバルなデータガバナンスに関する特別委員会の設置について
     https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2021/3679

     2021年8月4日 グローバルなデータガバナンスに関する特別委員会 第二次報告書 
     https://www.z-holdings.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/5fbc03243bb76010584b0249ebf97531.pdf

 

*3:2016年7月〜2020年12月の公開数値および正しい数値の累計

*4:対応件数に含まれる事案に対し、捜査機関が指定した犯罪等への関与の疑われる回線数(電話番号、LINE ID等)を表します。

 

なお、半期毎の正しい数値および訂正内容の詳細につきましては、下記ページにて公開しております。

 

LINE Transparency Report:

2016年下半期版:https://linecorp.com/ja/security/transparency/2016h2

2017年上半期版:https://linecorp.com/ja/security/transparency/2017h1

2017年下半期版:https://linecorp.com/ja/security/transparency/2017h2

2018年上半期版:https://linecorp.com/ja/security/transparency/2018h1

2018年下半期版:https://linecorp.com/ja/security/transparency/2018h2

2019年上半期版:https://linecorp.com/ja/security/transparency/2019h1

2019年下半期版:https://linecorp.com/ja/security/transparency/2019h2

2020年上半期版:https://linecorp.com/ja/security/transparency/2020h1

2020年下半期版:https://linecorp.com/ja/security/transparency/2020h2

 

■改善策 

本件を踏まえた改善策として、以下の対応を徹底してまいります。

・捜査機関からの要請受領時や、情報開示後の対応履歴編集時等におけるダブルチェックの徹底および定期的な誤入力チェックを実施 

・記録作成に関するフローについて、担当者への再周知と教育の継続実施

・集計作業においては、重複計上等回避のため、本レポート作成作業のプロセスを再整備し、作業前にプロセスのダブルチェックを行った上で作業実施

・今後の本レポート作成においては、数値の集計を行う部門と、本レポートの企画担当部門が合同で作業を実施

 

改めまして、本レポートにおけるユーザー情報開示の公開数値に一部誤りがあったことをお詫び申し上げます。今後、このような事態を招かぬよう改善に努めてまいります。