震災をきっかけに誕生したLINEならではの、災害時や緊急時等における取り組み

LINEは、東日本大震災発生時に大切な人と連絡がとりづらかった経験から、「こういう時にこそ大切な人と連絡を取ることができるサービスが必要だ」という想いの元、スマートフォンで大切な人とつながるコミュニケーションアプリとして2011年6月に誕生しました。そして、誕生してから今でも変わらず、“家族や親友、恋人や仲間など、身近にいる大切な人とコミュニケーションをするためのサービス”であり続けています。

 

また、災害などの緊急時には、いざという時に大切な人と早く確実に連絡をとり、安全を確保したり、被害を減らしたりできるよう、LINEを上手く活用していただくことを目指し、災害時や緊急時に役立つ機能の充実や、活用方法の研究など、様々な取り組みを行っています。直近では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関しても、LINEのサービスや技術を活用した様々な取り組みを行っています。それらの取り組みの事例や、各種機能の使い方をご紹介します。

 

 

■防災や復興支援等に関する取り組み

- AI防災協議会を設立

2019年6月に、AI・SNS等の技術やインフラなどを活用し、防災・減災に向けた課題解決することを目的として、複数企業や研究機関、自治体等と共同で「AI防災協議会」を設立しました。多くの方が使い慣れているLINEを、避難行動や災害対応に役立ててもらうべく、全国各地で実証実験を行っています。

※詳細はこちら:https://caidr.jp/

 

- 熊本市と共同の防災訓練を3年連続で実施

LINEと熊本市は、災害時における職員間の連絡手段としてLINEの活用を検討するため、2017年から毎年、熊本地震の発生した4月に防災訓練を実施しています。2019年は、情報収集にLINEのチャットボットを活用するなど、より効果的な活用方法を検証しました。

※2017年度、2018年度のレポートはこちら:https://linecorp.com/ja/csr/newslist/ja/2019/210

 

- 神戸市と共同で「LINEを用いた情報共有実証訓練」を実施

先述のAI防災協議会の取り組みとして、阪神・淡路大震災から25年となる2020年1月17日に、神戸市が開催した「神戸防災のつどい 2020」において、「LINE を用いた情報共有実証訓練」を実施しました。AI防災協議会が社会実装を目指して開発しているSOCDAを実装した「SIP-KOBE 実証訓練」LINE公式アカウントを用いた市民参加型の訓練で、一般市民を対象とした訓練は全国で初めてでした。

※詳細はこちら:https://caidr.jp/data/2020-01-17kobe.pdf

 

- LINEデリマが、dデリバリー・ドミノ・ピザと共に“東北応援”キャンペーンを実施

LINEアプリ上から手軽に注文できるデリバリーサービス「LINEデリマ」において、株式会社NTTドコモが運営するデリバリーサービス「dデリバリー」、株式会社ドミノ・ピザ ジャパンが展開するデリバリーピザチェーン「ドミノ・ピザ」と共に、東北復興支援を目的としたキャンペーンを開催。LINEデリマでの当キャンペーンによる収益金を全て東北復興支援団体に寄付します。

※詳細はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002080.000001594.html

 

- LINE NEWS、東日本大震災の特集記事を公開

LINE NEWSでは、LINEアカウントメディアに参画している各メディアによる東日本大震災の特集記事を公開しております。

 

○ナショナル ジオグラフィック

大津波は124年前にも東北を襲っていた:ナショナル ジオグラフィックが見た日本の百年

https://news.line.me/issue/oa-natgeomagjp/1a3933de7a45

 

○バズフィード

あの日、被災をしながら働き続けた人がいた。うつ、離職…それでも復興までの道は続く

https://news.line.me/issue/oa-buzzfeed/zcnvb3dnlt4e

 

○河北新報

(近日公開予定)

 

○岩手日報

(近日公開予定)

 

■新型コロナウイルス感染症に関する取り組み

- 厚労省のLINE公式アカウントで、新型コロナウイルスに関する情報やオンライン医師相談を無償提供

厚労省の要請を受け、新型コロナウイルスの発生状況や予防法などの情報を広く提供するためのLINE公式アカウント「新型コロナウイルス感染症情報 厚生労働省」を2020年2月7日に開設しました。この公式アカウントでは、知りたい内容を選択したり質問を入力したりするとAIチャットボットが自動で応答し、24時間必要な情報が得られるようになっています。また、体調に不安がある方などがすぐに医師に相談できるよう、メニューに「スマホでお医者さん相談」の項目を設けていて、LINEヘルスケアが提供する「医師へのオンライン健康相談サービス」も無料で利用いただけます。開設から1か月近くで友だち数は100万人以上と多くの方にご利用いただいています。

※詳細はこちら:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3075

 

- ダイヤモンド・プリンセス号の乗客/乗員専用の相談窓口を設置したLINEが使えるスマートフォン2000台無償提供

新型コロナウイルスの感染者が発見され、長期的にクルーズ船内での生活を余儀なくされていたダイヤモンド・プリンセス号の乗客やクルーに対して、LINE上での健康相談や薬の要望申込などが行える「厚生労働省コロナウイルス対応支援窓口」LINE公式アカウントを開設。そのアカウントを友だち追加したLINEが使えるスマートフォン約2000台を、2020年2月14日に無償で提供しました(厚労省の要請のもと、ソフトバンク社と協力しての実施)。提供から乗客・乗員の下船が完了するまでの間、医師や看護師のLINE上健康相談等を通じて健康面や心のケアなどの支援を行いました。

 

 

- LINE協力のもと、神奈川県が県民の問い合わせにAIで自動回答できるLINE公式アカウントを開設

神奈川県は、LINE協力のもと「新型コロナ対策パーソナルサポート(行政)」LINE公式アカウントを開設し、個人の状態に合わせた情報提供、チャットボットによるお問い合わせ対応、蓄積したデータの分析による実態把握を実施しています。

※詳細はこちら:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/mv4/prs/r5043836.html

 

- LINEの公式アカウントで学習支援コンテンツを提供 中高生の自宅学習をサポート

新型コロナウイルスの影響で休校となり、授業を受けられない中学生・高校生の自宅学習をサポートしようと、LINE株式会社が設立したLINEみらい財団は3月2日、提携団体等とともに、国・数・理・社・英5教科の学習動画などを無償で提供するLINE公式アカウント「新型肺炎休校サポート LINEみらい財団」を開設しました。友だち数は開設翌日に1万人を超えていて、新型コロナウイルスの影響が終息するまでサポートを続けていく予定です。

※詳細はこちら: https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3101

 

- LINE公式アカウントを無償で利用できる「学校プラン」を提供開始、休校中の学校のコミュニケーションを支援

新型コロナウイルスの影響で臨時休校となっている学校に対して、学校内での円滑なコミュニケーションの実現を支援するため、2021年3月末までLINE公式アカウントを無償で利用できる「学校プラン」を提供しています。本プランでは、LINE公式アカウントの基本機能・便利機能を月額無料、送信メッセージ数の上限や追加料金をなしでご利用いただくことができます。LINEを通じて学校から学生や保護者に対して、必要な情報を一斉に届けることが可能になるだけでなく、チャットやリッチメニュー、アンケートなどの各種機能を利用することで、LINEのチャットで個別の問い合わせに対応したり、トーク画面内から常時最新の情報にアクセスできるリンクを設けたり、学生の状況調査を実施したりすることが可能です。

※詳細はこちら:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3112

 

- LINE LIVE、イベントのオンライン開催環境を提供し、企業やアーティストの負担を軽減

LINE LIVEは、新型コロナウイルス感染症の影響によりイベント等を中止・延期した企業やアーティスト等を対象に、イベントのオンライン開催に関するライブ配信サポートを実施しています。

※詳細はこちら:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3100

 

- LINE上でみんなで作る「LINE#みんなの卒業式」を実施

「LINE」の様々なサービスや機能を使って、みんなで作る「LINE#みんなの卒業式」を実施しています。コロナウイルス対策における小中高の休校により、卒業式ができなくなった、あるいは縮小されてしまった多くの学生のみなさまや保護者の皆さまをはじめ、卒業生も在校生もご家族も地域の皆さまもどなたでも参加でき、「LINE」上で卒業をみんなでお祝いする企画です。本当はしっかり伝えたかった「おめでとう」や「ありがとう」、届けたかった想いや歌、残したいみんなの思い出を、「#みんなの卒業式」によって、「LINE」上で、メッセージ、スタンプ、写真、動画、音楽など様々な形でシェアし、届けることができます。

※詳細はこちら:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3111

 

■災害時や緊急時に役立つLINEの便利な使い方をご紹介

- 緊急時に役立つLINEの使い方

LINEは、電話回線がつながらなくても、インターネットにつながっていれば、いつでも、どこでも利用できます。そのため、LINEは災害などの緊急時に"ホットライン"としても活用できます。

※使い方はこちら:https://guide.line.me/ja/experts/emergency-tips.html

 

- 休校時に役立つLINEの使い方

休校や学級閉鎖で学校に通えない状況になってもLINEを使うことで、先生や生徒、保護者同士などの大人数で連絡を取ることができます。例えば、プリント配布や授業の中継などをLINE上で行うことも可能です。

※使い方はこちら:https://guide.line.me/ja/experts/schoolclose-tips.html

 

- 自宅学習に役立つLINEの使い方【一般科目編】

先述のとおり、LINEは、新型コロナウィルスに関連した休校などで学校にいけない中学生・高校生の皆様を対象に、無料で視聴できる授業動画や問題集を配信しています。「新型肺炎休校サポート LINEみらい財団」のLINE公式アカウントと友だちになると、誰でも無料でサービスを利用できます。教材は数学・国語・英語・社会・理科の全5科目に対応。動画本数600本以上、問題数は2000問以上を用意しています。

※使い方はこちら:https://guide.line.me/ja/experts/studyhome.html

 

- 自宅学習に役立つLINEの使い方【プログラミング編】

LINEは、2020年度からの小学校プログラミング教育必修化の流れを受け、プログラミング学習プラットフォーム「LINE entry」を無料で提供しています。ゲーム感覚で取り組める学習コンテンツがあるため、パソコンやタブレットがあれば誰でも学ぶことができます。休校期間中や新学期が始まる前など、自宅での学習にも役立ちます。

※使い方はこちら:https://guide.line.me/ja/experts/lineentry.html

 

- リモートワークで役立つLINEの使い方

在宅勤務やテレワークなどでオフィスにいなくても、LINEを使って社内や社外の同僚・上司・取引先などと連絡を取ることができます。

※使い方はこちら:https://guide.line.me/ja/experts/remotework.html

 

LINEは、今後もLINEの持つコミュニケーションプラットフォームを通じて社会課題の解決と新たな社会価値を創造するための取り組みを行ってまいります。