[コーポレート] LINE、静岡大学と共同開発した「小中学生向け情報モラル教材」を本日より配布開始

2014.08.01 コーポレート

インターネットとの上手な付き合い方や、適切なコミュニケーションを“自ら考える”
啓発教育が全国の小中学校で実施可能に

※本取り組みは現在、一般財団法人LINEみらい財団に移管しております。

LINE株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森川 亮)と国立大学法人静岡大学(所在地:静岡県静岡市、学長:伊東幸宏)は、今年4月より共同で研究・開発を進めておりました「小中学生向け情報モラル教材*」の配布を本日より開始いたしましたので、お知らせいたします。
*:小学生については、主に高学年を対象としています。

■教材申込み窓口
http://line.me/safety/ja/workshop.html

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LINEでは、近年のインターネットやスマートフォンの急速な普及の中で、正しい知識を持たない若年層のトラブルが増えている背景を踏まえ、インターネットとの上手な付き合い方やコミュニケーション方法について“自ら考える”啓発教育を行うことを目的に、今年4月より教育工学や授業デザインを専門とする静岡大学教育学部学校教育講座講師 塩田真吾氏を研究代表者として小中学生向け情報モラル教材の共同開発を行ってまいりました。(参考URL: http://linecorp.com/press/2014/0521741 )

その後、5月より本教材を元に、佐賀県や岡山県などの小中学校でテスト授業を行い、実施した学校の教職員から得た授業に対する意見や改善点などをもとに教材のアップデートを繰り返した結果、現教材に対し教職員から一定の評価が得られたことから、この度、全国の小中学校で実施できるよう教材をパッケージ化し、希望する学校を対象に配布いたします。

提供する教材内容は、「あなたがクラスメイトから連絡があると『遅いな』と思うのは何時から?」や「あなたがクラスの友達に言われて「嫌だな」と感じるのはどれ?」といった議題に関して、あらかじめ子ども一人一人に配布された5枚セットのカードを使いながらディスカッションするなど、子どもたち自らインターネットとの上手な付き合い方や適切なコミュニケーション方法を考える機会を創出する内容となっています。また、教材パッケージが届いてすぐに教職員の方々が使えるよう、指導者用のガイドブックもパッケージに付属しております。

<教材パッケージ内容>
1.『「楽しいコミュニケーション」を考えよう!』スライド教材
2.カード
3.ワークシート
4.指導者用ガイドブック


なお、教材の申し込みは本日よりオープンした特設ページ( http://line.me/safety/ja/workshop.html )から可能となっており、また、各学校でご要望があればLINE株式会社の社員によるデモンストレーション授業も実施いたします。

今後も、LINE株式会社は青少年のユーザーのみなさまに安心・安全にインターネットおよびスマートフォンをご利用いただけるよう、引き続き青少年への啓発活動に力を入れてまいります。

<塩田真吾氏 プロフィール>
1981年生まれ 32歳
静岡大学 教育学部 学校教育講座 講師
早稲田大学大学院博士課程修了、博士(学術)。
2009年より現職。
専門は、教育工学、情報教育、授業デザイン。
「社会とつながる授業」をテーマに、様々な企業と連携しながら「授業デザイン」について工学的に研究している。主な著書に、『企業とつくる授業』(2004)、『楽しく学ぶメディアリテラシー授業』(2008)などがある。

静岡県ネット安全・安心協議会 委員長、NPO法人企業教育研究会副理事長。