LINE Transparency Report更新のお知らせ(2018年上半期)
2018.10.16
LINE株式会社では、本日「LINE Transparency Report」を更新しました。このレポートのうち、「捜査機関からのユーザ情報開示・削除要請」では、2018年1月から6月までに当社が受領した捜査機関からの情報開示請求および実際に当社から開示を行った件数についてお伝えしております。LINE Transparency Reportは、2016年下半期より定期的に開示しております。
https://linecorp.com/ja/security/transparency/top
LINEは他のインターネットサービス事業者と同様に、各国の捜査機関から犯罪事件の解決に必要な情報の開示要請を受領しています。当社が特定国家の盗聴や検閲等による一方的な情報搾取に協力することは一切ありません。ただし、殺人・暴行・詐欺等の刑事事件においてLINEが利用されたと捜査機関から連絡を受けた場合や、LINE上で爆破や殺人、誘拐等の犯罪予告が行われていると通報があった場合などに限り、法令及び厳格な社内規定・手続きに則り捜査機関からの利用者情報の開示要請に応じることがあります。LINEを使った刑法犯罪の被疑者の検挙や被害の軽減、人命保護、犯罪抑止に協力するのは、LINEというコミュニケーションインフラを提供する上での責務だと当社は考えています。
一方、昨今海外で話題になったように、捜査機関からインターネットサービス事業者への過度な情報提供要求は、サービス利用者のプライバシーを脅かす可能性をはらんでいます。捜査機関からの情報開示請求に対する当社のスタンスを明確にし、どの程度の頻度で当社が要請を受領し、応じているかについて透明性を保つことが、ユーザにとって安心安全な環境を提供する上で必要不可欠だと考えます。
ユーザにこれからも安心してご利用いただけるよう、このレポートは今後も定期的に更新していく予定です。