LINEヘルスケア、アムジェン社と連携し片頭痛の予防啓発を目的とした LINE公式アカウント「片頭痛@LINEヘルスケア」を本日より提供開始

2021.08.10 ヘルスケア関連サービス

LINEで手軽に片頭痛の症状の記録・確認が可能、医師への症状共有もスムーズに

 

LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)と、エムスリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:谷村 格)の共同出資により設立した合弁会社であるLINEヘルスケア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:室山 真一郎)は、アムジェン株式会社(本社:東京、代表取締役社長:スティーブ・スギノ、以下 アムジェン社)と連携し、片頭痛への理解促進や予防の啓発を目的としたLINE公式アカウント『片頭痛@LINEヘルスケア』を本日より提供開始することをお知らせいたします。

 LINE公式アカウント「片頭痛@LINEヘルスケア」

URLhttps://lin.ee/kefKGdP 

LINE公式アカウント『片頭痛@LINEヘルスケア』開設の背景

片頭痛は神経疾患のひとつで1、頭の片側または両側に中等度から重度の反復性の痛みの発作を生じます2。日本での年間有病率は8.4%と推定されており3、この推定に基づき、およそ840万人が片頭痛に悩まされていると推計されています4。また、日本人の片頭痛患者の約5人に1人が、その症状(激しい頭痛、悪心、嘔吐、感覚過敏、QOLの著しい低下等)のために仕事を休まなくてはならない5※6など、日常生活や社会的・経済的コストに大きな影響を及ぼす疾患の1つと言われています7
一方で、片頭痛は生活の改善や適切な対処法を取り入れる事で、予防しコントロールしうる疾患とされています8。このような背景から、アムジェン社と連携し、片頭痛の適切な予防法や生活改善のポイントなどの情報を発信し、片頭痛に悩む方の疾患への理解促進および生活の質の向上に寄与するために、LINE公式アカウント『片頭痛@LINEヘルスケア』を開設いたしました。

1: Migraine Research Foundation. Migraine facts. Available from: https://migraineresearchfoundation.org/about-migraine/migraine-facts/ [Last accessed: Jun 2021].

2National Institute for Neurological Disorders and Stroke. Migraine information page. Available from: https://www.ninds.nih.gov/Disorders/All-Disorders/Migraine-Information-Page [Last accessed: Jun 2021].

3:日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/public/disease/zutsu_detail.html [Last accessed: Jun 2021]

4Sakai F, Igarashi H. Prevalence of migraine in Japan: a nationwide survey. Cephalalgia. 1997; 17:15-22

5: Suzuki N, Ishikawa Y, Gomi S, et al. Prevalence and characteristics of headaches in a socially active population working in the Tokyo metropolitan area -surveillance by an industrial health consortium. Intern Med. 2014; 53(7):683–689.

6Takeshima T, Ishizaki K, Fukuhara Y, et al. Population-based door-to-door survey of migraine in Japan: the Daisen study. Headache. 2004; 44(1):8–19.

7World Health Organization. Headache disorders. Available from: https://www.who.int/en/news-room/fact-sheets/detail/headache-disorders [Last accessed: Jun 2021].

8:慢性頭痛の診療ガイドライン作成委員会編, 日本神経学会・日本頭痛学会監修. 慢性頭痛の診療ガイドライン2013. 医学書院, 2013

 

 

■片頭痛治療をサポートするLINE公式アカウント『片頭痛@LINEヘルスケア』の特徴

LINE公式アカウント『片頭痛@LINEヘルスケア』は、日本頭痛学会による監修のもと、片頭痛に悩む方が必要とするコンテンツをオールインワンで提供する、片頭痛患者の方のサポートアカウントです。手軽に片頭痛の症状を記録・確認することができる「頭痛ダイアリー」機能では、頭痛の程度や痛みの種類、頭痛の要因、服用した薬などをLINE上で記録することができます。定常的に頭痛発生時の状況を記録しておくことで、日常生活の中での行動と頭痛の誘因を把握することができるほか、医師への症状・治療効果の共有も、「頭痛ダイアリー」を通じて、スムーズに行うことが可能です。

さらに、「片頭痛への対処法」や「頭痛の痛みを上手に医師に伝えるコツ」など、片頭痛の理解が深まるコンテンツをLINE公式アカウント上で定常的に提供していくほか、近くの頭痛相談が可能な専門医を探せる「病院検索機能」も搭載、また、自身の頭痛の重症度や日常生活への支障の大きさを確認できる「症状チェッカー」機能も今後搭載予定です。

 

『片頭痛@LNEヘルスケア』を監修いただいた、獨協医科大学副学長 日本頭痛学会代表理事 平田幸一氏からのコメント

単なる情報提供だけでなく片頭痛の予防や治療において重要となる生活改善やセルフケアのサポートまでを提供する画期的なサービスであると感じています。症状の経過を記録することは、より効果的な治療を検討する助けになり、私たち医療従事者にとっても意義の大きいものです。頭痛の予防・治療を押し進めるという目的は日本頭痛学会の目指すビジョンとも一致しており、今後の展開に大いに期待しています。

 

LINE公式アカウント『片頭痛@LINEヘルスケア』は、片頭痛に悩む方の疾患への理解促進や医師の円滑なコミュニケーションをサポートすることで、頭痛患者の適切な治療に寄与していくことを目指しております。

 

【アムジェン株式会社について】

アムジェン株式会社は、世界最大規模の独立バイオテクノロジー企業である米国アムジェン社の日本法人です。201310月にアステラス製薬との合弁会社であるアステラス・アムジェン・バイオファーマとして事業を開始し、202041日にアムジェン社の完全子会社となり商号を変更しました。アムジェン株式会社では、循環器疾患、がん、骨疾患、炎症・免疫性疾患、神経疾患を始めとするアンメット・メディカル・ニーズが高い領域に焦点を絞り、現在約600人の従業員が、「To serve patients –患者さんのために、今できるすべてを」というミッションのもと、臨床開発から販売までの活動を行っています。

 

【片頭痛@LINEヘルスケア】

LINE公式アカウント URLhttps://lin.ee/kefKGdP