LINE APIに関する技術情報やユースケース、クライアント事例、デモアプリなどを紹介する専用サイト「LINE API Use Case」を本日公開

2020.12.09 技術情報

カテゴリ別にユースケースを探して自社のニーズにあったソリューションを見つけることが可能

サンプルソースコードなどの提供により企業におけるサービス導入・開発をサポート

 

LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)は、LINEが提供するAPIに関して、技術情報やユースケース、クライアント事例などの情報を提供する専用サイト「LINE API Use Case」を本日公開いたしましたので、お知らせいたします。

 

「LINE API Use Case」URL:https://lineapiusecase.com/ 

 

LINEでは、企業や外部の開発者に向けて、LINEの各種サービスとの連携が可能になる様々なAPI(Application Programming Interface)を提供しています。

このたび、企業のビジネスや課題解決において、これまで以上にLINE APIを活用しやすくすることを目的に、LINE APIに関する技術情報や導入方法、ユースケース、クライアント事例、デモアプリケーションなどを幅広くご紹介する専用サイト「LINE API Use Case」を公開いたしました。

 

■カテゴリ別にユースケースや事例情報を発信。ニーズに合ったサービス選定・導入・開発をサポート

「LINE API Use Case」では、LINE APIを活用した様々なビジネスモデルにおけるユースケースとクライアント事例をご紹介しており、各APIの挙動をわかりやすく体験しながら、実際の活用例を参考にすることができます。「予約」「テーブルオーダー」「会員証」「自治体向け情報配信」「予約電話」といったカテゴリ別でユースケースを探すことができるため、「自社の予約サービスをLINE公式アカウント上で提供したい」「自社アプリをユーザーがインストールする手間を省きたい」「自社サービスのユーザーとのコミュニケーションチャネルとしてLINEを使用したい」などのニーズに対して、具体的な解決方法を見つけることが可能です。

 

■各LINE APIのメリットやデモアプリケーションの情報もまとめて提供、企業におけるスムーズな開発を支援

さらに、各APIの技術情報だけでなく、デモアプリケーションのクラウドプラットフォーム用サンプルソースコード*も提供することで、LINE APIを活用したサービスの導入および開発を支援いたします。また、「LINE API Use Case」のサイト上から、LINEの法人向けサービスに関する情報を集約したポータルサイト「LINE for Business( https://www.linebiz.com/jp/ )」や、事例を掲載している各企業のホームページ導線も設けているため、ご相談・問い合わせ・開発依頼をスムーズに進めることが可能です。

* 第一弾として、2021年3月よりAWS版を提供予定

 

なお、「LINE API Use Case」上で情報提供するLINE APIは以下のとおりです。

 

Messaging API

LINEアカウントを通じたユーザーとの双方向コミュニケーションを実現するAPIです。Messaging APIを活用することで、ユーザーへの一方的なメッセージ配信だけでなく、特定のユーザーに対してより最適化されたメッセージを送り分けることができるようになります。さらに、ユーザーの同意のもと、企業の持つ既存のデータベースや自社システムとLINEアカウントを連携させることで、顧客管理(CRM)ツールや、業務ソリューションツールとしての利用も可能になります。

* LINE株式会社では、LINEアカウントに紐付いた各企業の顧客データを保持することはありません。

 

LINEログイン

自社サービスに、LINEアカウントの認証情報(登録メールアドレス・パスワード)を利用したソーシャルログインを導入するAPIです。ユーザーは、サービス利用時に表示された内容に同意するだけで、新規会員登録プロセスを省略してサービスの利用を開始できます。

 

LINE Front-end Framework(LIFF) / LINEミニアプリ

LINE Front-end Framework(LIFF)は、LINEアプリのトークルーム内や外部のブラウザで動作するウェブアプリケーションの実装を可能にするプラットフォームです。LIFF上で動作するアプリケーション(LIFFアプリ)を起動すると、LINEのユーザーIDなどをLINEプラットフォームから取得できます。

 

LINEミニアプリは、「LINE」アプリ上で企業の自社サービスを提供可能にするLIFFを基盤としたウェブアプリケーションです。「アプリダウンロードや煩雑な会員登録が不要」「LINEアプリ内外からクイックな起動」「重要なお知らせをLINEのトークで確実に通知」など、LINEミニアプリならではの特長で“快適なサービス体験”をユーザーに提供できます。

また、LINEミニアプリを提供する企業は、利用するユーザーのLINEアカウントに紐づけてLINEミニアプリの利用データを取得することで、サービスの改善や「LINE公式アカウント」「LINE広告」等を通じたマーケティング施策に活用いただけます。

詳細は公式サイトをご確認ください。

https://www.linebiz.com/jp/service/line-mini-app/

 

LINE Pay API

LINE Payは、LINEユーザーがオンラインショッピングサイトやリアル店舗で利用できるモバイル送金・決済サービスです。LINE Pay APIには、オンラインショッピングサイトでLINE Payを利用できるようにする「Online API」と、リアル店舗で利用するPOSシステムでLINE Payを利用できるようにする「Offline API」の2種類があります。

現在、「Online API」のみを公開しており、最も基本的な「一般決済」と、商品を配送する際などに、エンドユーザーがLINE Profile+に登録した氏名、電話番号、住所などを同意の上でサービス側が取得できる「LINE Checkout」、初回に「一般決済」と同様の支払い方法を選択し、2回目以降は自動的に決済する「自動決済」を利用することができます。

 

LINE Social Plugins

企業や一般のWebサイトおよびiOS・Androidアプリに設置し、Webサイトやアプリ上でLINEと連携したアクションをサポートする機能です。LINEで他のユーザーに情報を送ったり、LINEのタイムラインに情報を投稿したりすることができる「LINEで送るボタン」、企業や一般のWebサイトを訪問したユーザーが別途LINE IDを検索する手間を減らし、Webサイト上でそのまま企業や個人のLINE公式アカウントを簡単に友だち追加できる「LINE友だち追加ボタン」、閲覧中のWebサイトやアプリの情報をタイムラインに投稿でき、気軽に情報を広めて情報拡散や集客につなげることができる「LINEいいねボタン」の3つの機能を提供しています。

 

CLOVA Chatbot(2021年3月以降順次公開予定)

CLOVA Chatbotは、最新の機械学習アルゴリズムと自然言語処理技術に基づく強力な対話エンジンによって業界最高水準の正答率*を誇るAIチャットボットです。

* 自社調べ。大手他社製品との比較で、登録シナリオ量(2,000件)における正答率で最も高いとの結果。

 

CLOVA OCR(2021年3月以降順次公開予定)

書類・画像に記載された文字・文章をテキストデータへ変換するサービスです。伝票や領収書の登録、モバイルアプリ上における情報入力など煩雑な入力作業を簡単にし、手入力や項目分類の時間を大幅に削減します。手書き文字、斜めになった文字、歪んだ文字でも高い精度の認証が可能で、国際会議ICDARでは、世界No.1*を獲得しており、企業や行政のサービスに導入・ご活用いただいております。

* 2019年3月時点

 

 

LINEでは、今後もユーザーと様々な情報やサービス、モノとの距離を縮め、心地よい関係性を創出すべく、外部企業・パートナー、外部開発者との連携を強め、様々な取り組みを積極的に行ってまいります。