LINEのAI技術を利用したSaaS、本日より開始 「LINE BRAIN CHATBOT」、「LINE BRAIN OCR」の定額利用が可能に

2020.01.22 AI関連サービス

LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)は、LINE BRAINのAI技術をNAVER Business Platform Corp.に提供し、同社において「LINE BRAIN CHATBOT」、「LINE BRAIN OCR」のSaaS提供を本日より開始することとなりましたので、お知らせいたします。

これらのサービスは、LINEのAIソリューション事業「LINE BRAIN」の公式のウェブページを通じて、お申し込みいただくことができます。

LINEでは、当社が培ってきたAI技術を外部企業等に向けて提供するサービスとしてAIソリューション事業「LINE BRAIN」を2019年7月より開始、チャットボット技術、文字認識技術、音声認識技術等の提供を通じて企業の生産性やサービスの利便性を高めるだけでなく、そのサービスを利用する人々の生活をより便利にしてまいりました。最近では、AI電話応対サービス「LINE AiCall」の実証実験を実店舗で開始、LINE DEVELOPER DAY 2019での顔認証受付実施など、技術の提供に加え実用化に向けた実験・開発を進めております。

 

そのような中、LINEのAI 技術をより手軽にご利用いただくべく、業界最高水準の正答率*1を誇る「LINE BRAIN CHATBOT」と、国際会議ICDARで認識精度世界No.1を獲得した「LINE BRAIN OCR」を本日よりSaaS提供いたします。なお、NAVER Business Platform Corp.が提供するサービスとなり、本製品は NAVER CLOUD PLATFORMで提供されます。

 

「LINE BRAIN CHATBOT」は、最新の機械学習アルゴリズムと自然言語処理技術に基づく強力な対話エンジンによって、業界最高水準の正答率*1を誇るAIチャットボットです。本サービスでは、無料でお使いいただける“Trialプラン”や、月50,000円の基本利用料で利用できる“Commercialプラン”など用途に応じて選べるプランをご用意しております。
※コマーシャルプランでは、2020年3月31日までに申込みいただくことで基本利用料が最大3ヶ月無料になるキャンペーンを実施。

「LINE BRAIN OCR」は、国際会議ICDARで世界No.1の認識精度を獲得しており、斜めになった文字、歪んだ文字でも高い認識精度を誇る文字認識技術を無料でご利用いただける“Freeプラン”をはじめ、読取枚数に応じたプランをご用意しております。

 

LINE BRAINは、さまざまな分野で負担となっている業務、たとえばFAQ対応、請求書の手入力、飲食店やカスタマーサポートの電話応対といった作業をAI技術によって削減することで、AI技術を導入し、利用されるパートナー企業のみなさまがユーザーへのサービスなどの業務に集中できるようになることを目指していきます。AI技術を導入し、利用されるパートナー企業、さらにそのサービスを受けるユーザーといった人々の生活に寄り添った「人に優しいAI」のある社会を実現するべく、引き続きサービス品質・精度の向上、また、新たな価値を提供するための取り組みを行ってまいります。

 

■LINE BRAIN CHATBOT概要

最新の機械学習アルゴリズムと自然言語処理技術に基づく強力な対話エンジンによって、業界最高水準の正答率*1を誇るAIチャットボットです。エンジンは日本語のほかに英語、韓国語に強みを持っており、多言語に対応します。
LINE公式アカウントの最新のメッセージ形式に対応するほか、LINE Pay等、LINEサービスとの連携がスムーズに行えます。また、チャットボットを作成するツール(チャットボットビルダー)は、プログラミング等の専門知識がなくてもシナリオや設定操作が可能です。高い精度、機能拡張の自由度を保ちながら、安価に利用開始できる製品です。
詳細はこちらから: https://www.linebrain.ai/chatbot/ 

 

【主な特長】

1. LINEサービスとの連携が簡単
LINE 公式アカウントやLINE WORKSと連携しやすい機能が備わっています。また、LINE Pay決済と連携機能があり、チャットボット上でユーザーと会話を通じてLINE Pay決済を活用することも可能です。

2. 世界最高水準で進化するAIエンジン
最新の機械学習モデルを活用し、適切な回答を提供できます。自社が行なった調査結果では、大手他社製品と比べて、実施シナリオ量における正答率で最も高い正答率が出ています。

3. 誰でも設定可能な高機能ビルダー
直感的に会話やシナリオを設計することができます。会話の分析により、ユーザーの潜在ニーズを発見し、根本的な課題解決やサービス改善を図ることもできます。

 

【プラン詳細】

/stf/linecorp/ja/pr/CHATBOT_1.png

 

 

【SaaSリリースキャンペーン】

概要
2020年1月22日〜2020年3月31日の期間内にCommercialプランの申し込みを完了したアカウントは最大で3ヶ月間、50,000円(税別)の月額基本料が無料となります。

対象製品・プラン
LINE BRAIN CHATBOT Commercialプラン

注意事項
下記のキャンペーン詳細ページ(LINE BRAINブログ)をご確認ください。
URL: https://blog.linebrain.ai/20200122-chatbot-campaign

 

■LINE BRAIN OCR概要

国際会議ICDARで、世界No.1の認識精度を獲得しており、斜めになった文字、歪んだ文字でも高い認識精度を誇ります。サービスタイプ:Templateでは、ビルダー(設定ツール)を活用し、文書の読み取りたい項目を設定してテキストデータ化が可能です。サービスタイプ:Generalは、設定不要で、画像内の文字情報をすべてテキスト化します。また、IDカードや領収書、請求書等の自動読み取りに対応するサービスのご用意もございます(要問合せ)。
詳細はこちらから: https://www.linebrain.ai/ocr/

 

【主な特長】

1. 世界最高水準の認識精度 LINEのAI-OCR
LINE BRAIN OCRの認識精度は、横書きや縦書きだけでなく、丸く湾曲して書かれた文字や傾いた文字などの悪条件下での読み取り、多言語の認識、専門用語の認識などで高い精度と評価されました。文書解析と認識に関する国際会議(ICDAR:2019/3/29時点)では4分野にて世界No.1を獲得しました。

2. あらゆる書類や画像を瞬時にテキスト化
フォーマットが決まっている書類はもちろん、あらゆるスタイルの書類を正しくテキスト化します。

3. 誰でも設定可能な高機能ビルダー
LINE・アプリと連携することで、ユーザーへ利便性をもたらし、さらに優れた顧客体験を提供します。LINE BRAIN OCRと他のAI技術を組み合わせた「ekycサービス(仮称)」で、LINE公式アカウント上で会話をしながら、身分証画像と自撮り画像を送るだけで自動判別し、オンライン本人確認(ekyc)をするといったことまで可能に。手続き時間の短縮・コストダウン・審査品質の安定が期待できます。

 

【サービスタイプ別の概要】

・Template

読取項目の指定が可能(設定ツール提供有、API連携有)

/stf/linecorp/ja/pr/OCR_Template.jpg

※特別価格については予告なしに早期終了、または内容に変更が生じる場合がございます。

 

・General

テキスト抽出のみ/読取項目の指定不可(設定ツール提供無、API連携のみ)

/stf/linecorp/ja/pr/OCR_General.png

 

■LINE BRAINとは

企業がチャットボット・OCR・音声認識・音声合成・画像認識などのAI技術を簡単に利用できる、各種サービスの総称です。LINE BRAINのAI技術を通じて企業の生産性やサービスの利便性を高めるだけでなく、そのサービスを利用する人々の生活をより便利にしてまいります。
公式Twitter、ブログでも情報発信を行っております。
- Twitter: @LINEBRAIN_JP ( https://twitter.com/LINEBRAIN_JP )
- ブログ: https://blog.linebrain.ai/ 

 

*1: グローバル企業との比較データによる(下図、自社調査)