【LINE Financial】タイの商業銀行大手カシコン銀行と「KASIKORN LINE」を設立

2018.12.19 コーポレート

タイの4400万人のユーザーに向けた金融サービスを2019年後半に開始予定

 

LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 出澤剛、以下「LINE」)とカシコン銀行(本社:バンコク、頭取 パチャラ・サマラパ)は、LINE Financial Asia Corporation(本社:香港、CEO:黄仁埈、以下「LINE Financial Asia」)とKASIKORNVISION Company Ltd.(本社:バンコク)を通じた出資による、KASIKORN LINE Company Ltd.(以下「KASIKORN LINE」)の設立を発表いたしましたので、お知らせいたします。

 
今後、KASIKORN LINEにおいては、金融商品の申し込みや送金サービス、個人向けのローンサービスなど、タイの4400万人のLINEユーザーに向けて便利で使いやすい金融サービスを提供して参ります。なお、サービスの提供開始は2019年後半を予定しております。
 

LINEでは、引き続き安心、安全を最優先として金融サービスを提供し、グローバルにおいても人とお金の距離を縮め、ユーザーの金融体験を変えていきます。そして、Fintechの世界をリードする存在を目指し、事業展開の加速やサービス強化に向けた取り組みや体制づくりを積極的に行ってまいります。

 

■LINE Financial Asia COO 金領恩 コメント

「KASIKORN LINEの設立は、タイにおける金融体験を変革していくための取組みの一環です。今後、カシコン銀行と協力し、より一層ユーザー目線に立ち、利便性が高く、人々の日常に寄り添った金融サービスを提供して参ります。併せて、キャッシュレス化・ウォレットレス化が急速に進む社会を見据え、モバイルFintechの世界をリードする存在になることを目指します。」

 

■カシコン銀行 頭取 パチャラ・サマラパ コメント 

 「今回の提携は、昨今のデジタルやソーシャルを駆使するアクティブなユーザーからのニーズに応えるための、戦略的な取組みの一環となります。LINEが培ってきた先進的テクノロジーと、当行が培ったリテールバンキングの知見の融合により、銀行業の新たな未来像を構築し、金融サービスの新しいモデルをタイから発信していきます。そして、タイにおける4400万人のLINEのユーザー基盤を活かし、銀行などの利用が活発でないミレニアル世代やスマートフォン世代へのアプローチを目指して参ります。」

 

■本提携における出資先について

【LINE Financial Asia】

LINE Financial Asiaは、LINE Financial株式会社の100%子会社であり、東南アジアを中心に様々な金融サービスの開発と投資を行っています。2018年9月に設立され、香港を拠点としています。

 

【KASIKORNVISION Company Ltd.】

KASIKORNVISION Company Ltd. はカシコン銀行傘下であり、タイにおける大手金融の複業企業です。主にIT技術への投資を行う持株会社です。