【LINE】「Messaging API」の新機能、「クイックリプライ」を公開 返答内容を選択・タップするだけで、メッセージへ返信

2018.07.31 技術情報

より手軽でユーザビリティの高いチャットボットの実装が可能に

 

LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)は、当社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」において、「LINE ビジネスコネクト」などのAPI型のLINEアカウントでの活用が可能な、「Messaging API」の新機能「クイックリプライ」を公開いたしましたので、お知らせいたします。

 

/stf/linecorp/ja/pr/quickreply.png

 

「クイックリプライ」実装イメージ

 

クイックリプライ機能は、特定のメッセージに対して最大13個のアクションを「クイックリプライボタン」として表示させることが可能な「Messaging API」の新機能です。クイックリプライボタンが設定されたメッセージを送信すると、メッセージのほかに、トーク画面の下部に各種アクションが関連づけられたボタンを表示させることができ、ユーザーはそのボタンをタップするだけで、届いたメッセージに簡単に返信することが可能になります。

*クイックリプライ機能の実装には、「LINE ビジネスコネクト」などのAPI型のLINEアカウントや「Messaging API」が有効になったLINE@のチャネルが必要です。

*iOS / Android 共に v7.1.4 以上が対象となります。

 

クイックリプライ機能は、1:1トークだけでなく、グループトークやトークルームでも利用することが可能です。また、どのメッセージタイプでも、1つのメッセージにクイックリプライボタンを13個まで設定できます。クイックリプライボタンをタップすることで実行されるアクションには、他のメッセージタイプと共通のアクションである「ポストバックアクション」「メッセージアクション」「日時選択アクション」のほか、クイックリプライ機能専用のアクションである、カメラを起動する「カメラアクション」、カメラロールを起動する「カメラロールアクション」、ユーザーの位置情報送信を促す「位置情報アクション」といったアクションが用意されており、メッセージに対して自由に設定が可能です。

 

クイックリプライ機能の実装により、ユーザーはより手軽にメッセージの応対が可能になり、またアカウントを開発・運用する企業や開発者にとっても、ユーザーからの回答を簡易的にすることで、利便性を大幅に向上し欲しい情報をスムーズに取得することが可能になります。

 

LINEでは、今後も「CLOSING THE DISTANCE」をミッションとして、ユーザーと様々な情報やサービス、モノとの距離を縮め、心地よい関係性を創出すべく、外部企業・パートナーはもちろん、外部開発者との連携を強め、様々な取り組みを積極的に行ってまいります。

 

LINE Developersドキュメントはこちら: https://developers.line.me/ja/docs/messaging-api/using-quick-reply/

 

<Messaging APIとは>

「Messaging API」は、LINE株式会社が一般公開している、コミュニケーションアプリ「LINE」のアカウントを通じてユーザーとの双方向コミュニケーションを実現するAPI(Application Programming Interface)です。Messaging APIを活用すると、ユーザーへのメッセージの配信だけでなく、ユーザーからのメッセージ送信などに対し適切に対応したり、外部サービスと接続・連携したアカウントの作成・開発も可能です。