2018.01.16 Fintech関連サービス
台湾で「LINE Pay」( http://line.me/pay )を運営するLine Biz+ Taiwan Limitedは、2017年12月28日、主要株主としてiPASS Corporationに投資し、電子決済の開発に携わっていくことを発表いたしました。LINE Payは、本提携を通じ、電子決済サービスに事業を拡大し、2018年において関連サービスの開発を加速させてまいります。
「LINE Pay」は、継続的なサービス最適化および、多様な決済方法を提供するために、現在台湾で唯一、交通系ICカードの発行と電子決済運営ライセンスの両方を保有するiPASS Corporationへの投資を決定いたしました。両社は、交通系ICカードおよび電子決済の2つの領域で協力し、最高のユーザー体験を提供することを目指し、関連サービスの開発を行う予定です。
台湾におけるユーザー数が220万人以上にのぼる「LINE Pay」は、ユーザーが自身のLINEアプリで登録したクレジットカードまたはデビットカードより支払が可能なモバイル決済サービスです。「LINE Pay」はLINEプラットフォーム上のEコマースサービスやLINE@、LINEポイントだけでなく、20,000件以上のオンライン/オフラインにおける多様なパートナーと提携しています*。また、「CTBC LINE Pay提携カード」の発行枚数は100万枚以上にのぼります。さらに、1日の最大取引件数は34,000件以上、決済高は約4,600万台湾ドルを記録するなど、モバイル決済エコシステムの拡大を続けています。その他、台湾でのCSR活動として、LINE Payドネーションページ ( https://lin.ee/ewUv86k )を運営しています。
(LINE Payの台湾における沿革については表1を参照)
*: LINE Payの台湾における主要パートナーには、新光三越、台北101、漢神百貨、漢神アリーナショッピングプラザ、Dream Mall、統一時代百貨(高雄店)、GlobalMall、Miramarなどのデパートや、ホテルチェーンの雲朗ホテル、台北マリオットホテル、ザ・シャーウッド台北、主要コンビニ、ワトソンズ、STUDIO Aなどのショップ、ワーナー・ビレッジ、Showtime Cinemas、ドリンクスタンドチェーンの茶湯会などがあります。現在2万以上のパートナーを有しており、引き続き拡大中。
[表1] LINE Payの台湾事業の沿革
日付 | 内容 |
2015.8 |
「LINE Pay」正式リリース オンラインパートナー30社 |
2015.12 |
オンラインパートナー100社突破 クリスマスギフト交換キャンペーンを実施 |
2016.2 | 台湾南部地震被災者への寄付プラットフォームをリリース |
2016.4 |
ユーザー数100万人突破 初のオフラインパートナーとして「Miramar Entertainment Park」を発表 |
2016.8 | LINE Payドネーションページ正式リリース |
2016.10 | オフラインパートナーに「セブンイレブン」と「ファミリーマート」が追加 |
2016.12 |
中国信託商業銀行と協力し、「CTBC LINE Pay提携カード」をリリース オフラインパートナーに「新光三越」が追加 |
2017.1 |
Song Joong Kiが「CTBC LINE Pay提携カード」の名誉大使に就任 |
2017.4 | オフラインでのLINEポイントによる支払い機能をリリース |
2017.9 |
ユーザー数 220万人突破 オフラインパートナーに「ワトソンズ」、「STUDIO A」、「Hi-Life」が追加 |
2017.10 | オフラインパートナーに「台北マリオットホテル」、「ザ・シャーウッド台北」が追加 |
2017.11 |
電子領収書機能リリース オフラインパートナーに「漢神百貨」、「漢神アリーナショッピングプラザ」、「Showtime Cinemas」が追加 |
2017.12 |
「CTBC LINE Pay提携カード」の発行枚数100万枚突破 オフラインパートナーに「茶湯会」、「ワーナー・ビレッジ」が追加 電子マネーアプリiPASS(一卡通)へ投資し、電子決済アプリの成長支援を発表 |