NAVERまとめ、新たに著作権管理システム「Lisah(リサ)」および 「オーサーランク」のテスト導入を開始

2017.11.29 LINE

ネクストライブラリ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:島村武志)は、同社が提供する“ユーザー参加型”検索サービス「NAVERまとめ」において、新たに著作権管理システム「Lisah(リサ)」および「オーサーランク」のテスト導入を開始いたしましたのでお知らせいたします。

 

■著作権管理システム「Lisah」について

「NAVERまとめ」はユーザー同士が情報をまとめ整理しあうユーザー参加型のサービスであり、権利侵害等の問題があるまとめに対しては、プロバイダ責任制限法の各種ガイドラインに則して対応すると共に、365日体制の全件モニタリングを実施しております。特に著作権侵害に関しては、著作権者の負担を軽減するべく、昨年12月より「みなし非表示対応」*1の導入や情報開示請求についての改善*2という、法令・ガイドラインからさらに一歩踏み込んだ独自の対応も開始しております。しかし、それでもなお、著作権者が自ら不正利用されている著作物を探しだし、削除要請に必要な証明、請求書面の作成などを行う必要があることや、権利侵害があるたびにこれらをくり返さなくてはならないという課題は残されたままでした。

 

この度、「NAVERまとめ」ではこれらの課題へ対応するため、著作物の画像を登録するだけで不正利用されている著作物を自動的に探索し、削除要請に必要だった証明、請求書面の作成などなしに、その場で非表示化やキャプション・出典の書き換えができる著作権管理システム「Lisah」を開発いたしました。本日よりテスト運用を開始し、本格運用に向けた準備をさらに加速させてまいります。

 

<著作権管理システム「Lisah」の特長>

1. 高速・高精度に不正利用を自動検知

著作物の画像を登録するだけで、AIが自動監視を開始し、「NAVERまとめ」上での著作物の不正利用を瞬時に検知し、監視し続けます。対象メディア*と直接連携することで、全ての投稿画像をくまなく比較チェックすることが可能で、リサイズや切り抜きによって偽装されたものも含む不正利用画像の検知率は96%と非常に高い確率での検知を実現します。登録コンテンツと一致する可能性がある画像が検知された場合には、詳細情報を自動的にリストアップし、著作者に通知します。また、検知できなかった事例を集めて個別のアルゴリズムなどを追加することで、検知率の向上を継続的に実施してまいります。

*2017年11月リリース時点での対象メディアはNAVERまとめのみとなりますが、順次対象メディアを拡大していく予定です

 

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「Lisah」モニタリング画面イメージ

 

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「Lisah」による画像検知イメージ

 

 

2. 不正利用への対応がその場で可能

不正利用を発見した場合には、ワンクリックで即時に掲載を停止することが可能です。停止にあたっての書類提出等が不要なため、被害の拡大を最小限に抑えることができます。また、未承認の利用を事後的に許諾することも可能です。許諾にあたっては、クレジット表記やリンクの設定などの条件を詳細に設定できるほか、将来的には収益の分配にも対応予定です。

 

今後は、「NAVERまとめ」に留まらずより多くのインターネットメディアとの連携を推進し、インターネット上での著作物保護のみにとどまらず、適切なコンテンツ流通を支援するライセンスプラットフォームのスタンダードを目指してまいります。

 

■「オーサーランク」について 

「オーサーランク」は、まとめの閲覧者がまとめ記事の信頼性を測る判断材料とできるよう、まとめ作成者の経歴等を公開する仕組みです。

 

1. 本人確認および詳細プロフィールページの表示

本人確認(著作権管理システム「Lisah」と連携)を実施したまとめ作成者にはその旨を表示し、まとめの表示順などの参考指標といたします。また、経歴情報などのプロフィール項目*を「Lisah」との連携により大幅に増強し、まとめ作成者の人物像、バックグラウンドなどの表示を可能にいたします。

*追加されるプロフィール項目:経歴・職歴/所属・関連組織/受賞歴/著書/執筆記事/メディアでの紹介/エリア/趣味・関心

 

2. オーサーコメントの追加

作成したまとめに関して、どういった経緯で作成したものかを記載するコメント欄を追加しております。例えば、「おすすめラーメン店」を選んだまとめにおいて、そのエリアに住んでいるラーメン好きなのか、ラーメン評論家なのか、ネットを見てまとめた人なのか、またどうしてこのまとめを作ろうと思ったのかの背景などを記載することが可能です。

 

この取り組みは、著作権管理システム「Lisah」と併せ、2016年12月5日に「NAVERまとめ」の新方針として発表した「1次コンテンツ作成者の保護」と「オーサーランク」についての取り組みの最初のステップとなります。

 

「NAVERまとめ」は今後も、ユーザー参加による多様性によって、ユーザーと情報との新たな繋がりが創出されることを目指してまいります。

 

 

*1 2016年12月8日以降の申告分より、権利者より著作権侵害の申告があった時点で、当該「まとめ」で侵害の可能性があると“みなし”て先に非表示処理を行い、その後、当該「まとめ」の作成者に許諾の有無などの正当性を証明いただき、妥当であると判断される場合のみ、表示を再開する「みなし非表示対応」を開始いたしました。

*2 「NAVERまとめ」では、著作権侵害での使用料/賠償の請求目的などで発信者の情報開示請求があった場合、プロバイダ責任制限法および同法ガイドラインの定めに沿い発信者本人に情報開示に同意するかどうかの意見照会を行っており、2016年12月20日からは、発信者本人の同意が得られなかった場合においても、請求者の本人確認に加えて、請求者が著作権者であることや著作権の侵害が事実であること、発信者による著作物の利用を正当化する事実がないことが確認された場合は、情報の開示を行うよう運用を改善しております。

 

「Lisah」概要およびトライアル登録はこちら:https://lisah.jp/about

 

■「NAVERまとめ」について

「NAVERまとめ」は、ロボット型検索エンジンが提供する画一的な検索結果だけでなく、個々人の価値観や観点による多様な検索結果(「まとめ」)の創出を目指す“ユーザー参加型”検索サービスとして、2009年7月に提供開始いたしました。

「NAVERまとめ」では、ユーザー参加による多様性を最も重要な価値観としており、誰でも自由に参加できることによって、様々な発見、体験、視点、創意工夫が生まれ、ユーザーと情報との繋がりが広がっていくことを目指しています。

 

■ネクストライブラリ株式会社について

ネクストライブラリ株式会社は、集合知の未来の創造を目指し、ユーザー参加型の様々なサービスの展開、事業拡充を目的としたLINE株式会社の完全子会社です。同社の設立に伴い、ユーザー参加型検索サービス「NAVERまとめ」事業はネクストライブラリ株式会社に承継されました。今後、ネクストライブラリ株式会社では、1次コンテンツ作成者の保護をはじめ、サービスの信頼性、品質向上にむけた運営、システム開発を行ってまいります。また、「NAVERまとめ」にとどまらない、ユーザー参加型の様々なサービスへの展開拡充を予定しております。