【LINE】エンジニア向け技術カンファレンス 「LINE DEVELOPER DAY 2017」を開催

2017.09.28 技術情報

クラウドAIプラットフォーム「Clova」の技術的な構造・今後のビジョンや、「LINE」のchatbotの普及に向けた展開などを発表

LINEが公開するAPIなどの技術普及を促進するエンジニアの認定制度「LINE API Expert」を発表

来年春頃を目処に京都に新設を予定する、新たな技術・開発拠点について発表

 

LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)は、本日、エンジニア向け技術カンファレンス「LINE DEVELOPER DAY 2017」をヒカリエホール(東京都渋谷区)にて開催しましたので、お知らせいたします。

 

■「LINE DEVELOPER DAY 2017」  公式サイト:http://linedevday.linecorp.com/jp/2017/ 

 

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2014年より毎年開催している「LINE DEVELOPER DAY」は、LINEが運営する様々なサービスの技術領域でのチャレンジや開発体制などをお話しするエンジニア向け技術カンファレンスです。本日開催する「LINE DEVELOPER DAY 2017」では、コミュニケーションアプリ「LINE」およびその関連サービスに加え、昨年発表した「LINE」のchatbotに関する現状や次の展開、またクラウドAIプラットフォーム「Clova」のビジョンや構造に関するものなど、39のセッションを実施いたしました。

※各セッションの概要は、上記公式サイトよりご確認いただけます。

※使用する講演資料は、各セッション終了後にこちらのURL( https://www.slideshare.net/linecorp/presentations )にて、順次公開いたします。  

 

《以下、主な発表内容》

■クラウドAIプラットフォーム「Clova」について

本日の「LINE DEVELOPER DAY 2017」の基調講演として、LINEが取り組むクラウドAIプラットフォーム「Clova」の開発の歩みや、技術的な構造についての発表を行いました。今後は、既に先行体験版の発売を開始しているスマートスピーカー「WAVE」の正式版やキャラクターをモチーフとした「Clova」搭載スマートスピーカー「CHAMP」の提供を見込み、パートナー企業との共同プロダクトの開発も進めてまいります。

また、2018年内を目処に、外部エンジニア・サードパーティーが「Clova」を活用したプロダクトの開発が可能になる「Clova Interface Connect」および「Clova Extension Kit」の提供開始を目指しております。

 

■「LINE」のchatbot展開について

昨年9月29日に開催した「LINE DEVELOPER DAY 2016」において、LINEの「Messaging API」を発表および同日より一般公開を開始し、外部エンジニアが「LINE」のchatbotを自由に開発できる環境を提供しています。「Messaging API」の公開から約11ヶ月となる2017年8月末時点で、APIを利用したアカウント数は13万を超え、累計で約20億人の友だちに対して、100億を超えるメッセージのやり取りが行われています

*それぞれAPIを利用した公式アカウントの数字を含みます。

また、「Messaging API」は公開以来、利用するエンジニアやサービス提供者およびユーザーにとって、より便利で多様な活用を可能にするため、継続的なアップデートを行っています。今後も新たに、「LINE」のトーク画面下部に表示できる「リッチメニュー」のサイズやレイアウト、データを連携による出し分けが可能による「Rich Menu API」の公開も近日中に予定しております。

 

■「LINE API Expert」について

LINEは、現在既に公開している「Messaging API」など、「LINE」および関連のプラットフォームを外部の技術者や企業に広く活用いただくための仕組みの提供に注力しています。そしてこの度、LINEが提供するAPIなどの技術普及を促進する活動を積極的に行う外部エンジニアを認定し、その活動を支援するプログラム「LINE API Expert」を開始いたします。

「LINE API Expert」は、外部イベントでの関連情報の発表やSNS/Blog等での情報発信、API/SDKなどへのフィードバックなどの活動を、後日公開する応募サイトからの申請に基づいて評価・認定いたします。認定されたエンジニアに対しては、その活動の支援に加え、非公開およびβ版プログラムへの参加・使用権や有償サービスの無償提供などの提供を予定しております。

詳細については、応募サイト公開の際に改めてご案内いたします。

 

■京都に新設を予定する技術・開発拠点について

LINEは2018年春頃を目処に、京都に新たな技術・開発拠点を設立いたします。この新たな技術・開発拠点では、LINE関連の実際の開発に加え、京都を中心とした関西地方における技術交流の場としてイベントの開催やインターン等の学生が就業体験できる環境提供も行ってまいります。また、本日より京都の新拠点に関する情報を公開するWebサイトを公開し、同拠点での採用や関連イベントの告知等を行ってまいります。

公式サイト:https://linecorp.com/ja/kyoto 

 

なお、本プロジェクトの皮切りとして、10月20日(金)に京都市内において、エンジニアの交流懇親を目的としたMeet Upイベント「LINE Developer Meetup in Kyoto #1」を開催いたします。

※「LINE Developer Meetup in Kyoto #1」の詳細についても、上記公式サイトにてご確認いただけます。

 

LINEでは、今後も「CLOSING THE DISTANCE」をミッションとして、ユーザーと様々な情報やサービス、モノとの距離を縮め、心地よい関係性を創出すべく、外部企業・パートナーはもちろん、外部開発者との連携を強め、様々な取り組みを積極的に行ってまいります。