【コーポレート】ネット上のコミュニケーショントラブル根絶に向けたワークショップ教材「マンガ版」と「カード版(第2弾)」を本日より配布

2015.11.24 コーポレート

ネットとの上手な付き合い方や、ネット上での適切なコミュニケーションを“自ら考える”

 

※本取り組みは現在、一般財団法人LINEみらい財団に移管しております。 

LINE株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:出澤 剛)は、ネット上のコミュニケーショントラブル根絶に向けたワークショップ教材「楽しいコミュニケーション」を考えよう!マンガ版および、カード版 第2弾(基本編・悪口編・写真編・使いすぎ編)の公開を開始いたしましたので、お知らせいたします。

 

■教材申込み窓口 https://linecorp.com/inquiry/textbook/form.html

 

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                   マンガ版                         カード版 第2弾

 

コミュニケーションアプリ「LINE」は、特に国内においては、単なるコミュニケーションツールに留まらず、人々の生活を支えるコミュニケーションインフラとして浸透しつつあります。その一方で、インターネット上のコミュニケーションについて知識や技能が不十分な青少年によるトラブルが一部発生しています。このような状況を受け、LINE株式会社では、コミュニケーションサービス運営事業者としての社会的責任を果たすべく、2013年1月にネットリテラシーの啓発活動を行う専門部署を設立、以来、学校や教育機関でのワークショップ授業・講演活動や、静岡大学との共同による情報モラル教材の開発等を行ってまいりました。

 

本日より配布を開始した「楽しいコミュニケーション」を考えよう!マンガ版および、カード版 第2弾(基本版、悪口編、写真編、使いすぎ編)は、青少年におけるネット上のコミュニケーショントラブル根絶を目的に、これまでの1,100回以上に渡るワークショップ授業・講演活動を通して得た知見・経験と、教職員の方から頂いた意見、および当社が中高生向けに実施したアンケート結果をもとに、新たに開発したものとなります。指導者用ガイドブックを付属し、すぐに教職員の方々にご利用頂くことが可能となっていることに加え、当社社員を派遣したワークショップ授業の実施も可能です*1。

*1:当社社員の派遣については、特設ページ( http://line.me/safety/ja/workshop.htm )よりお申込み可能です。

 

■「楽しいコミュニケーション」を考えよう!マンガ版 七海の悩み~LINEって難しい?~

本教材は、東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻連携教授 吉川厚氏と関東学院大学人間環境学部現代コミュニケーション学科専任講師 折田明子氏監修の元、研究・開発を進め、ネット上と対面におけるコミュニケーションの違いや、ネット上のコミュニケーションにおけるリスクについて考え、グループディスカッションを通じて学ぶことができる内容となっています。物語の設定や状況を理解しやすくするため、マンガをベースに開発を行い、中学生の女の子“七海”を主人公としたオリジナルのストーリーで構成しています。例えば、仲間外れのように感じてしまうシーンや、LINEでは伝えづらいことが対面ではうまく伝えることができるシーンなど様々な要素を散りばめており、「読むことで理解する教材」ではなく、登場人物の表情や仕草から「情報を読み解く教材」となっています。

 

授業を実施する際には、マンガの事前購読の有無や授業の回数などを教職員側で自由に設定できるほか、付属の指導用ガイドブックには、指導のポイントやマンガ教材の重要シーンの解説を盛り込んでいるため、幅広い教職員の方に授業を実施頂くことが可能です。

 

―教材の対象年齢:中学生、高校生

―教材パッケージ内容:(1)マンガ教材、(2)指導用ガイドブック、(3)ワークシート

 

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■「楽しいコミュニケーション」を考えよう!カード版 第2弾(基本編、悪口編、写真編、使いすぎ編)

昨年、情報教育を専門とする、国立大学法人静岡大学教育学部准教授 塩田真吾氏を研究代表者として共同研究・開発した小中学生向け情報モラル教材「楽しいコミュニケーション」を考えよう!の第2弾です。自分と他人の“違い”にフォーカスをあて、これまで全国の小中学校で実施したワークショップ授業を通して得た知見・経験と、教職員からの意見、および当社が2014年10月~2015年3月に実施したアンケート*2結果をもとに、教材を再開発いたしました。

 

具体的には、教職員から、生徒たちのネット上におけるトラブルとして“写真”に関する事例が多く寄せられたことや、生徒を対象に実施した「LINEを利用して“嫌だな”と思った経験」についてのアンケート*2sで回答が多かった、「長時間のトーク・グループトーク」(21.7%)、「深夜のトーク・グループトーク」(19.6%)、「友だちとのトークで自分の言葉が相手に誤解される」(11.9%)といった結果を受け、第2弾では、「基本編」「悪口編」「使いすぎ編」「写真編」の4パターンを用意いたしました。

*2:LINE株式会社調べ「LINEの安全・安心な活用に向けた実態調査」

対象:講演・ワークショップを受講した児童・生徒 30,848件(小学校:2,455 件 中学校:21,077 件 高校:7,316 件)/実施期間:2014/10~2015/3

 

各教材は、問題を自覚させてネットの特性を考える「基礎」とトラブルが起きた場合の対応を考える「応用」の2つのパートで構成され、5枚のカードを用いてグループでディスカッションを行い、子どもたち自らがネットとの上手な付き合い方やネット上での適切なコミュニケーション方法を考える機会を創出する内容となっています。

 

―各教材のテーマ:

・基本編・・・「あたりまえ」の「ちがい」を考えよう

・悪口編・・・「ネットで悪口を言わない」を考えよう 

・使いすぎ編・・・ 「ネットを使いすぎない」を考えよう

・写真編・・・「不適切な写真を公開しない」を考えよう

 

―教材の対象年齢:小学校4年生〜高校生

・基本編:小学4〜6年生、中学生推奨

 ・悪口編:小学5〜6年生、中学生推奨

 ・使いすぎ編:小学5〜6年生、中学生推奨

 ・写真編:中学生、高校生推奨

 

―教材パッケージ内容:(1)スライド教材(2)カード(3)ワークシート(4)指導用ガイドブック

 

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LINE株式会社は、青少年ユーザーの皆さまに安心・安全にインターネットおよびスマートフォンをご利用いただけるよう、引き続きネットリテラシーの啓発活動に力を入れてまいります。