LINE

プロダクト開発×キャリアを重視したディベロッパードリブンの開発組織

LINE KYOTO(京都開発室)は関西エリアの開発拠点として開設。国内外から様々な国籍やバックグラウンドのエンジニアが集まるダイバーシティに富んだ組織です。エンジニアのみの組織という特性を生かした開発プロジェクトも多く担っています。
今回は、京都開発室オフィスマネージャーとエンジニアリングマネージャー、プロダクトマネージャーも兼任している御代田に開発室のいまと、今後の展望について聞きました。

コアなテクノロジー×プラットフォームが入社の決め手

これまでのキャリアを教えてください

新卒でGoogleに入社。Google AnalyticsやAdwords のWebトラフィック分析を担当していました。学生の頃からWebコンテンツで世界を変えるプラットフォームを創ることや、それを世の中に展開することに興味を持っていました。誰かが何かを表現できる世界がインターネットらしくて好きだったんですよね。
私は情報やクリエイティブコンテンツそのものより、それを支えるプラットフォームにより強い関心があり、且つ文字で訴えられるサービスの可能性を感じてTwitterに転職しました。同社では、パートナーシップのエンジニアポジションでAPIやSDKを担当。Adsのバックエンド周りのAPI開発や、ユーザー属性データを生成するための機械学習モデルをつくったり、広告セールスチームのサポートとして、開発だけではなくビジネス寄りの経験も積みました。

LINEで働きたいと思ったきっかけは何ですか?

前職で働く中でコミュニケーションというものに興味を持ち始めました。今まで外資系の日本支社で働いていたのもあり、あまりコアのテクノロジーに触れていなかったので、もっとテクノロジーに触れつつエンジニアとサイドバイサイドで仕事をしていきたいと考えていたとき、最も理想的な環境だったのがLINEです。一番優れた技術とプラットフォームを持っているフィールドで新しいチャレンジをしてみたいと思いLINEへの入社を決めました。

LINE KYOTOにジョインしたきっかけを教えてください

もともと京都が地元なのと、プライベートの事情もあり生活拠点を京都に移すことになったんです。東京で担当しているプロジェクトはそのまま京都からリモートで参加し、英語も話せるのでエンジニアのフォローもお願いね、というカジュアルな感じで異動しました。それからは、京都開発室の体制をつくらないといけなかったりと、色々とやっているうちに気づいたら役割が増えていました(笑)。LINEとしても、自分自身にとってもhappyになったほうがいいので、少し大変ですが楽しみながら取り組んでいる最中です。

ディベロッパードリブンな開発組織

LINE KYOTOについて教えてください

LINE KYOTOは開発組織のみの拠点です。全体で30名程のメンバーがいて、サーバーサイド、フロントエンド、ネイティブアプリのエンジニアと、NLP(自然言語処理)のエンジニアが在籍しています。半数以上が外国籍ということもあり、社内のコミュニケーションも英語で話すことがよくあります。外国籍エンジニアは日本語のレッスンを受けていますが、テクニカルな時は英語で話した方がスムーズだったりするので、ケースバイケースで使い分けています。

どんな開発プロジェクトを担っていますか?

LINE関連サービスの開発という点や待遇福利厚生の点では全拠点同一なので違いはありません。
ただ、京都はエンジニアしかいない組織なので、エンジニアのみで完結するような“ディベロッパードリブンなプロダクト開発”を担っています。わかりやすく言うと、サービス寄りの開発よりもライブラリ、フレームワーク、NLPといった領域の開発が多い傾向にあります。
具体的には、LIFF(LINE Front-end Framework)やLINEログインの開発や、フィンテック関連のプロダクトです。JSライブラリやCMSツール、さらにはLINEのAIプラットフォームであるClovaでも使われている自然言語処理や音声解析・音声合成技術の開発も行っています。最近はインフラエンジニアも増えたので、LINEのプライベートクラウドVerdaのKubernetes関連のプロジェクトも京都から参画しています。

プロジェクトの進め方やアサインについて教えてください。

エンジニアのみの組織なのでプランナーはいません。そのため、東京とオンラインミーティングにてオンタイムで進捗共有や議論をしながら進めています。京都オフィス内では英語のコミュニケーションも多いですが、他拠点とのミーティングでは開発専任の通訳者も同席し、円滑に相互理解が進むよう配慮しています。
あとは、京都オフィスの特性やエンジニアのタイプを考えながら、プロジェクトを取捨選択しています。ディベロッパードリブンなプロダクト開発という方向性もその観点が含まれています。
エンジニア1人ひとり、関心のある領域ややりたいことがあります。すべて完全に叶えるのは難しいですが、経験と理想のギャップが少しでも近づくようにアサインできればと思っていますね。エンジニアにとってもキャリアを広げていくことに繋がっていると思っています。

仕事をする上で大事なことは?

どんな仕事をやるにしても、自分にとってのカスタマーを把握して、彼らのニーズを理解する。そしてカスタマーに対する責任を持つことが全てだと思っています。
カスタマーって自分の製品を買ってくれた顧客のイメージが強いと思いますが、そうとは限らなくて、エンジニアにしてもカスタマーは必ずいるんです。例えばインターナルのAPIのチームだったら、それを使う他のチームもカスタマーだし、さらにはそのエンドユーザもカスタマー。私にしてみたら、内外部のプロダクトに関わるエンジニアもカスタマーです。
相手が“なぜそれがほしいのか?”“なぜそういうロジックになっているのか”を、会話や世の中の動向を通して理解していきます。それに対して自分が背負っている責任を理解すること。知っているだけではなく、自分が何かをつくる・解決するというのが責務だと感じながら仕事をすることが非常に大事ではないでしょうか。

LINEを変える、世界を変えるチャレンジを。

エンジニアとして得られるキャリアは?

少数精鋭でやっている組織なので1人ひとりの裁量が大きいことが特徴です。
エンジニアで完結するプロダクトとお伝えしましたが、プロジェクトごとに開発以外のフェーズで関わるステークホルダーは沢山います。そんな時に“どうやって説明するか”。コードを書くだけではなく、システムや要件を理解した上で、“どういうアーキテクチャにするか”を考え抜く必要があります。責任が大きいプロジェクトを任されることが多いので、優れたパフォーマンス・プロダクトをつくることが付随します。エンジニアとしての開発技術はもちろん、テックリードのような観点が身につく環境だと思います。

また、そのような環境なので外部のエンジニアリングイベントでの登壇や社内でのTechTalkなどで、自分たちでつくったプロダクトを積極的にアウトプットする機会を設けています。どういうプロダクトを何故つくるのかを考えぬき、それをアウトプットするという一連の経験を積み重ねていくとエンジニアとしての幅も広がります。加えて、ポジティブなフィードバックをもらえるため、その声を開発に活かせるという好循環が生まれます。LINEグループ全体でそのような取り組みを行っていますが、京都はとくにそのような機会を奨励しています。

やりがいや面白みを教えてください

人によって感じ方は異なると思いますが、LINEはエンジニアにオーナーシップを求めています。
頑張ってパフォーマンスを出している人には、技術的にもキャリア的にもよりチャレンジの機会を与えたいと思っていますし、自由に開発できるようにアサインしたり、フォローし合う体制も整えています。
ボトムアップで色々なことをやれるのはLINEの強みであり、面白みなので、“LINEを変える、世界を変えてやる”というマインドで開発をやりたい人と一緒に働きたいなと思います。
逆に、オーナーシップを取りたがらない人にとっては、あまり大きな仕事は任せられないと思うし、少しきつい環境なのかもしれないですね。自分からどんどん仕事を見つけて推進できる人には幅広いチャレンジが叶う環境ですし、そのようなシステムになっています。

今後の展望を教えてください

積極的にオーナーシップを持ち、リスクを取ることができる。本当の意味でのセルフスターターなエンジニアを増やし、育てていき、もっとLINEから世界を変えていけるようなプロダクトを開発していきたいと思っています。
技術領域でいうと、短・中期的にはエンジニアリング以外の組織はおかないという方針にはしているので、さらにエンジニアリングだけで解決するような難易度の高いOSSやライブラリなどのプロジェクトを手掛けられたらと思っています。LINEの成長と、エンジニアの成長という観点でうまくスケールするような組織にしていきたいです。