長野市の中高生390名からの悩み相談を「LINE」で受付

LINE株式会社は、2017年8月に長野県長野市と締結した「LINEを利用した子どものいじめ・自殺対策に関する連携協定」の一環として、LINEを利用した中学生・高校生たちのいじめ・自殺等の相談を行いました。

9月10日~23日の2週間にわたり開設された、LINEの相談専用アカウント「ひとりで悩まないで@長野」には、長野県内の中高生390人から計547件の相談が寄せられ、前年度1年間の電話相談259件を大きく上回りました。

 

長野県の発表によると、LINEを利用した相談は、電話相談と比べて、いじめ・不登校に関する相談内容が少ない代わりに学業の悩みや異性・体の悩みなどの相談内容が多く、子どもたちにとって身近な相談ツールとして認識されていることがうかがわれました。

こうした成果は、「ひとりで悩む」子どもたちに潜んでいた『相談したい気持ち』を、「LINE」が掘り起こすことができたととらえることができ、子どもの悩みを解決可能な時期に解消し、深刻な事態に陥ることを回避する取り組みにもつなげていけるのではないかと考えられます。

様々な成果が得られた一方で、「LINEのようなテキストをベースとしたSNSにおける、より相談員から共感・寄り添いを伝えるための新たな応対手法の開発」「状況に応じて電話等に切り替えて相談を継続する仕組みの構築」「電話相談に比べて割高となってしまうコスト」といった課題も見つかりました。

LINE株式会社では、これからも、子どものいじめ・自殺防止対策を目指して、LINEのサービス・インフラを活用した活動や、自治体との連携・支援を積極的に行っていきます。

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