MISSION、VISION、LINE STYLE、LINE CODEの関係
「MISSION」を達成するために、LINEグループのメンバーには、
「VISION」の達成、 また「LINE STYLE」と「LINE CODE」に沿った行動が求められます。
「MISSION」、「VISION」、「LINE STYLE」、「LINE CODE」の関係は以下の通りです。
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MISSION
CLOSING THE DISTANCE
私たちのミッションは、世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮めることです。
LINEは、2011年3月11日に日本で発生した震災をきっかけに、モバイルメッセンジャーとして生まれました。
家族や友人・恋人など、身近な大切な人との関係性を深め、絆を強くするコミュニケーション手段こそが日本のみならず、世界中で求められていると考え、2011年6月にサービスを開始しました。
いまや、LINEは日本を始め、力強い成長を続けるアジア地域を中心に、世界で数億人に利用されるモバイルメッセンジャーへと成長を続けています。
私たちは、単に世界共通に画一化されたグローバルサービスではなく、各国毎の多種多様な文化・慣習を尊重し、「サービスをカルチャライズ(文化化)」していくことこそがその国で、その土地で、サービスを真に根付かせ、 成長させていくために大切なことだと強く信じています。
これから、モバイルメッセンジャーとして誕生したLINEは、モバイル上のユーザーニーズを統合的に解決していく、スマートポータルへと進化していきます。
人や情報/コンテンツ、オンライン/オフラインサービスなどあらゆるものとユーザーがいつでも、どこでも、最適な距離でシームレスに繋がっていく、LINEを入り口として生活の全てが完結する世界の実現を目指していきます。
LINEは、あなたと世界をつなぎ、毎日を共に過ごしてくれる、そんな、家族や友人のような存在になりたいと思っています。
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VISION
Life on LINE
私たちのビジョンは、24時間365日生活のすべてを支えるライフインフラになることです。
人と人を近づけるメッセンジャーアプリとしてスタートしたLINEは、次第にサービスの幅を広げ、人 ・情報・サービス等あらゆるものをつなぐスマートポータルとして、ユーザーの生活をより便利にしてきました。
そしてこれからは、ユーザーの生活すべてをサポートするライフインフラとして、個人に最適化されたFinTech・AIテクノロジーを通し、オンライン・オフラインが融合した新しいインフラ体験をひとりひとりに届けていきます。メッセンジャーアプリを超え、ユーザーの毎日に寄り添うプラットフォームになることを目指していきます。
LINEはいつもあなたのそばに。
LINEという会社の価値基準は、「WOW」という言葉に詰まっています。
WOWは「ユーザーを感動させる初めての体験」であり、「思わず友だちに教えたくなるような驚き」のことです。
市場をリードし、世界のパラダイムを変えるNO.1サービスには必ずWOWがあります。
これを言い換えると、「WOWを追求するからこそNO.1になれる」のであり、「NO.1を目指し続けるからこそ、WOWが生まれる」ということです。
だから、LINEの社員はあらゆる活動の中で、自分たちに問い続けます。「これはWOWなのか?」それは製品やサービスづくりに限った話ではありません。サービス運営や営業活動、組織づくり、バックオフィスも含めてです。
2倍3倍の成長ではなく、常に今の「10倍」を目指すことでWOWを生み出し、NO.1へ前進する。この挑戦を続けることこそが、LINEのSTYLEです。
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Users Rule
全ての原点は、ユーザーニーズ
WOWを生み出す源は「ユーザーニーズを把握すること」です。
しかしユーザーに「欲しいものは?」と聞いても、答えは永遠に見つかりません。真のニーズは、ユーザー自身も言葉にできていない未知の部分にあり、それを捉えるのは至難の業です。隠れた真のニーズを見つけ出すためには、ユーザーへの深い洞察力と執着心が必要です。ユーザーのほんの小さな動きまで見逃さず、絶えず疑問を持ちながら、あらゆる方法で、奥底にあるニーズを徹底的に問い続けること。ユーザーへの熱すぎる思いがあってこそ、WOWへの道が開かれます。 -
Stay a Step Ahead
完璧さより、まず踏み出す勇気
ユーザーニーズを満たすアイデアが生まれたら、いち早く形にするために、1分1秒でも早く、全速力で行動しましょう。
WOWは「ユーザーを感動させる初めての体験」であり、ユーザーに「初めて」と認識してもらえるかどうかが、NO.1への分かれ道になります。世の中にはすでに同じ発想を持った人がいるはずです。だから、まずはユーザーに届けることが最優先。「すべてを揃えてから」ではなく、「WOWの最小単位ができたら」勇気を持って世に出す。誰よりも早く失敗し、誰よりも早く改善し続けること。小さく速く、動き続けるスピードこそが、LINEの競争力です。 -
Perfect Details
追求すべきは「紙一重」の違い
スピードと両立させるべきは、職人的な細部へのこだわりです。
速さだけを重視して大雑把な仕事をしては意味がありません。世の中のNO.1サービスは必ず、他とは差別化された細部への圧倒的なこだわりを持っています。最終的に選ばれる決め手は「紙一重の差」なのです。どうしたらユーザーが喜ぶか、あらゆる可能性・選択肢を試し、一度できあがったものに対しても、改善を重ねて完成度を高め続けていく。適当なところで終わらせず、最後の最後まで突き詰める姿勢が、製品やサービスに命を吹き込み、血の通ったものを生みだします。 -
Always Data-driven
感覚ではなく、データ=事実を信じる
LINEは全ての判断基準をデータに置いています。
データは単なる数字ではなく、ユーザーニーズの総体であり、ユーザーの評価そのものであり、戦略と行動を決定する羅針盤だと考えているからです。仕事で苦労していると、見たいことだけを見ようとし、数字を客観的に分析しなくなる危険性があります。未知の市場で挑戦していくためには、固定概念をなくし、「真の答えはデータにある」と受け入れ、目標に向かって前進していきましょう。 -
Build Lean and Exceptional Teams
最高を目指す、少数精鋭のチーム
会社としてのLINEは成長を続けています。しかしチームが2倍に大きくなったからといって、成果も2倍になるわけではありません。かえってスピードが2倍遅くなることもあります。NO.1サービスのほとんどは、「それなりで満足する多数」ではなく、「最高を目指し続ける強い意志を持った少数精鋭」によってつくられます。組織が拡大しても小さなチームを保ち続けることによって、LINEは、強いリーダーシップをもった「100のスタートアップ」が切磋琢磨する場になります。規模ではグローバル巨大企業にかなわなくても、多くのリーダーシップを活かし、卓越した小さなチームの集合体として勝負していきます。
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Open Communication,
Vertical Decision-makingオープンな議論と、リーダーによる決断
人は誰でも間違った判断をすることがあり、一人の人間があらゆる分野に長けているわけではありません。それはリーダーもメンバーも同じです。互いに間違っていることは率直に指摘し、答えを探すためのプロセスとしてオープンに討論できる環境であることが成功の確率を高めます。そのプロセスを経て、チームは多くの可能性の中からひとつのゴールを設定します。最終的な決断を下し、結果に責任を持つのが、リーダーの仕事です。ほかのメンバーは、リーダーの判断を信じ、同じ目標に向かって最大限に協力しましょう。成功にはリーダーシップとフォロワーシップの両方が不可欠です。
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Keep in Sync, Aiming for
the Same Goal同じゴールを目指し、同期し続ける
チームには多様な才能が集まるからこそ、バラバラな方向に進まないように、丁寧に気を配らなければなりません。まずは全員が確実に同じゴールを描くことから始めましょう。
ユーザーニーズは常に変化しているので、ゴール地点は刻々と変わるかもしれません。日々の軌道修正をリアルタイムに確認し合い、歩調を合わせて進むことが重要です。始まりから終わりまで、全ての行程で細かく情報共有し、ひとつの目的地に向かう。同期する作業を日々繰り返すことで、一人では到達できない、チームとしての成功が見えてきます。 -
Work Intensely and Be Focused
目的なき「一生懸命」は、いちばん危険
時間をかけて熱心に働いたからといって、成功する保証はありません。「盲目的に一生懸命」は危険です。目の前の業務に追われていると、「何のためにこの仕事をしているか」という本質を見失いやすいからです。
競争の中で抜きん出るには、平等に与えられた24時間を賢く使う必要があります。5時間「漫然と続ける」より、1時間でも「疲れ果てるほど集中する」。そのためには、自分が今「誰のために、何を、なぜしているのか」を常に意識しなければなりません。それが明確にわかってこそ、時間を有意義に使えるのです。 -
1% Problem-finding,
99% Solution-making「できない」から「できる」をつくる
問題が出てきた時、「なぜできないんだ?」と分析だけで終わっていては、前に進めません。できない理由を探すために使うエネルギーは1%で十分。「どうやって、できるようにするか?」に、99%のエネルギーを集中させましょう。
グローバル市場でチャレンジすることは、とても大変なことです。できない理由を並べるのは誰にでもできますが、プロなら「誰も思いつかない新しい解決策」を探し出さねばなりません。不可能を可能にするために本気で考える、その努力がWOWを生み出します。 -
Go Brave. No Fear. No Regrets
世界を変えるのは、大胆で勇気ある挑戦
WOWは「新しい感動の経験」であり、イノベーションです。小さいことばかり気にしていては絶対に生み出せません。常に大胆で勇気ある挑戦が求められます。今の仕事がWOWだと確信したら、失敗を恐れず、思いきった勝負にでましょう。ホームラン王は勇気をもってフルスイングをするから、ホームランが打てるのです。サービスをつくる過程も同じです。
LINEでは、もしうまくいかなくても、そのことで責められることはありません。責められるとしたら、「挑戦しないこと」です。多くの挑戦と多くの失敗の先に成功があるからです。 -
Enjoy the Challenges
ワクワクしなければ、仕事じゃない
LINEは前例のないことに挑み、失敗しても、くじけずに生き残ってきた会社です。そして、この挑戦はこれからも続きます。うまくいかないことの方が多いかもしれません。だからこそ敢えて、挑戦を楽しみましょう。
LINEはチャレンジする人を全力で応援します。小さなことでも本気で取り組む。やらされているのではなく、自ら進んでやる。苦労の先にあるユーザーのWOWを想像し、仕事に没頭してみてください。そのプロセスには必ず楽しさが潜んでいます。
私たちのビジョンは、24時間365日生活のすべてを支えるライフインフラになることです。
私たちがチャレンジを続け、絶えず新しい価値を開発・創造していくためには、社会におけるルールを守り、周囲の人を尊重し、謙虚な姿勢で、透明性をもった行動を取らなければなりません。
どんなに革新的な価値も、独りよがりであったり、誰かを悲しませたり、社会に受け入れられなければ、大きな「WOW」をもたらすことはできません。社会や外部パートナー、チーム、そして隣に座っている同僚とお互いを認め尊重し合い、手を携えてこそ、その価値は何倍にも大きなものとなります。
私たちは、常に自分に問いかけます。自分のその行動は、両親、パートナー、子ども、友人、同僚など自分を信頼する大切な人に対し、胸を張って見せることができるのか。恥ずかしくない行動を取れているか。
そして、自分のプライドにかなっているのか。
私たちが行動を起こすとき、心に留めるべき3つのキーワードがあります。私たちは、LINEの社員として、サービスの提供者として、そして一人の人間として、常に「PRIDE」を持ち、LINEのサービスを通じて、社会と共存し、誠実に向き合っていきます。
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Respect
多様性を認め互いを尊重し信じあう
私たちは、挑み、失敗し、それでもまたチャレンジを続けています。
私たちが多くのチャレンジをするためには、人種、宗教、性別、国籍、社会的関係などの多様性を理解し合える環境が必要です。多種多様な価値観は、私たちが生み出すサービスの幅をより一層広げるものとなります。
また、私たちの働く会社が、私たちにとって、心地よい職場、成長できる職場となるように、ハラスメントや弱い者いじめの無い快適でやりがいのある職場環境をつくっていきます。国や組織、職位の壁を越え、互いを尊重しあい、コミュニケーションを交わすことで、イノベーティブな会社をつくっていきます。 -
Collaboration
謙虚な姿勢で社会やパートナーと一体となって
協力し合う私たちは、社会の一員として、社会に広く受け入れられる価値をつくっていきます。そして、LINEのサービスを通じ、積極的に社会と共存していきます。私たちのサービスは、多くの外部パートナーとの協力により形作られます。広告主、ゲーム会社、スタンプクリエイターなど、様々なパートナーに参画いただくことで、ユーザーにイノベーティブな価値を提供することができるようになります。パートナーと良好な関係を築くためには、パートナーに対して不当な圧力をかけたり、不当な要求をすることなく、Win-Winの関係となるよう常に意識しなければなりません。
そのためには、社会における最低限のルールをきちんと守ることは勿論のこと、常に謙虚な姿勢を忘れず、自身のやるべき行動を自覚し、その行動の結果に責任を持たなければなりません。私たちは、日々のコミュニケーションを通じてパートナーと信頼関係を築き、一体となって価値提供をしていきます。 -
Fairness
公平で健全、正直な行動をとり、透明性をもって
誠実に向き合う私たちがミッションを遂行して継続的に成長していくためには、各国や各地域の法令やルールを遵守していくことが不可欠です。失敗を恐れる必要はありませんが、うそをついたり、ずるをしたり、ごまかしたりすることで成功を勝ち取ることはいけない行為です。また、それを見てしまった場合、「いけないことである」と勇気をもって発信することも必要です。常に家族や同僚、友人や社会全体に誇りをもてるような、正直な行動に努めます。
また、私たちは、様々なサービスを提供するプラットフォーム事業者として、特定のユーザーや国・地域・社会階層などに過度に偏ることなく、全てのユーザーや社会に対してフェアな姿勢で振舞います。利便性だけではなく、文化や思想、表現などに対する自由や中立、公正さを備えることで、多くのユーザーや社会からの支持を得られるものとなります。
そして、私たちのサービスは、ユーザーのプライバシーを適切に保護することによって生まれる信頼の上に成り立っており、情報の管理に責任をもち、徹底していく姿勢が求められます。私たちは、透明性をもって、ユーザーや社会に誠実に向かい合っていきます。
LINEグループ行動規範
LINEグループが、ミッションを遂行して継続的に成長していくためには、各国や各地域の適用法令または規則等(以下「法令等」といいます。)を遵守していくことが不可欠です。そのため、LINEグループは、法令等を遵守して全ての事業活動を行います。LINE役職員には、自身が関与する事業にかかわる法的規制を遵守する責任があります。また、法令等に違反しない場合であったとしても、倫理に沿った行動を行うのがLINEグループの方針です。
2.2 多様性の理解と差別やハラスメントの禁止
LINEグループは、文化や考え方の異なる様々な国や地域で事業活動を行いながら成長を続けています。人種、宗教、性別(性的指向を含みます。)、国籍、社会的関係などの多様性を理解することは、法的かつ社会的責務であるとともに、事業活動を一層促進させることに繋がります。そのため、LINEグループは、LINE役職員、その他の従業員、ユーザーおよび代理店が、法令等に違反する差別やハラスメントを行うことを容認しません。これに違反する通報を受けた場合、LINEグループは直ちに対応するとともに、報告者を報復から保護します。
LINEグループは、政治活動を行う一切の個人または団体を支持あるいは優遇せず、政治的な中立性を維持します。
2.4 社会への貢献
LINEグループは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指して、さまざまな社会課題に真摯に向き合うとともに、事業を通じて社会や環境に良い影響をもたらすことで、持続可能な社会づくりに貢献します。また、グローバル社会の一員として災害支援、環境保護、 社会福祉、教育、芸術、文化推進、青少年保護等の活動を支援し、これにより、一層健全で豊かな地域社会に寄与します。LINEグループは、LINE役職員が、このような活動にも関心を払い、これら活動に積極的に参画すること、または支援することを奨励します。
LINEの役職員等は業務を遂行する中で、LINEグループやその他の会社についての、会社の収益予想、新製品の発表、組織再編その他投資家の投資判断において重要な情報として扱われる可能性のある未公開の情報を知ることがあります。世界各国の証券取引法は、このような情報を利用した株式等の売買その他の利益を図る行為、友人、ユーザー、他のLINE役職員、家族などの第三者にこれらの情報を伝えることを厳に禁止しています。そのため、LINE役職員は、インサイダー取引等に関する社内規程を厳格に遵守し、禁止行為を行わないことはもちろんのこと、これらを誘発する行為もしてはいけません。
3.2 正確な会計と記録
公正、正確、十分、タイムリーで理解しやすい情報開示(ここにいう情報開示は、
3.3 文書の保管および破棄
LINE役職員は、法令等および社内規程に従い、会社の文書(電子文書を含みます。)を保管および破棄します。ただし、たとえば、アメリカの民事訴訟における証拠開示手続きの開始など何らかの理由により、法務室から文書を破棄してはならない旨の連絡が入った場合は、破棄せず法務室の指示に従ってください。
LINEグループは、メッセージングサービスをはじめとする様々なサービスを提供する事業者として、世界中のユーザーの個人情報を保持しています。我々のサービスは、個人情報の取扱いに注意を払い、ユーザーのプライバシーを適切に保護することによって生まれる信頼の上に成り立っています。そのため、個人情報の取扱いに関する法令等を遵守することがLINEグループの方針です。また、LINE役職員は、合理的な利用目的を達成するために必要な情報のみを収集し、収集される個人情報および利用目的をユーザーに対して明確に伝え、伝えた利用目的においてのみ個人情報を利用し、 利用目的が達成されたら個人情報を必ず削除してください。
4.2 サービス品質の向上
LINEグループのサービスは、多様な文化的背景を持った様々な国の人たちに利用
4.3 公正な取引と責任あるマーケティング
LINE役職員は、ユーザーや取引先に対して公正かつ誠実でなければならず、重要な事実を偽ったり隠したりして取引をしてはいけません。
また、LINEグループのマーケティング活動は公正な方法で実施されなければなりません。そこで、たとえば競合他社や競合他社のサービスに言及したりそれらと比較する場合、法令等に従うとともに、人を欺いたり、誤解を生じさせたりしないよう注意を払う必要があります。また、LINEグループおよびLINEのサービスに関する全ての情報は、公正かつ的確に発信されるよう注意を払う必要があります。
利益相反とは、会社の利益のためだけに業務を遂行することを妨げるような個人的な関係または経済的利益があり、または、会社での立場を個人の利益のため不適切に利用することをいいます。LINE役職員は、このような状況が発生することを厳に回避する必要があります。万が一、LINE役職員やその家族の利益とLINEグループの利益が相反する状況が生じたか、または利益相反が生じたか否かの判断がつかない場合、直ちにHelpLINEに報告するか、他の規程等で定められた必要な手続きをとってください。
5.2 贈答品および接待その他の費用負担
贈答品や接待その他の費用負担を受けまたは申入れてしまうと、あたかも先に述べた利益相反に該当するように受け取られてしまいます。そのため、LINE役職員は、業務上何かを行いまたは行ってもらうことを条件に、直接間接を問わず何らかのものを受け取り若しくは渡し、接待その他の費用負担を受け若しくは行いまたはこれを約束してはいけません。なお、公務員に対する贈答品や接待その他の費用負担は、贈収賄に関係するガイドラインおよび本行動規範6.2を参照してください。
5.3 会社資産の保護と適切な使用
LINEグループの資産(情報資産を含みます。)を不適切な方法により破棄または紛失すると、会社に深刻な損害を与える恐れがあります。
5.4 営業秘密の公表等の禁止
LINE役職員は、在職中のみならずたとえ退職後であっても、LINEグループの営業秘密を、会社の許可無く外部に公表してはなりません。ここでいう営業秘密には、開発、製品、技術、ノウハウなど機密に属する情報だけでなく、対外的に公開されていない業務関連事項を含みます。また、第三者に対し、第三者の営業秘密の開示を促すようなことがあってはいけません。
5.5 外部とのコミュニケーション
LINE役職員は、メディアなどからの取材、講演会への出席、LINEグループを代理して何らかの話をする場合、または執筆活動をするには、PR部門による事前の承認を受ける必要があり、「LINEグループ社員外部コミュニケーションガイドライン」に準拠しなければなりません。また、インターネット・ソーシャルメディアに投稿を行う場合は「LINEインターネット/ソーシャルメディア投稿ガイドライン」に従って行うものとします。
LINEグループは、労働安全衛生に関する法令や労働災害の防止のために定められたルールを遵守し、快適な職場環境の形成を促進します。また、LINE役職員は、お互いを尊重し、職場内におけるセクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメントを含むあらゆるハラスメントがない企業風土を形成するよう努めます。
6.2 贈収賄の禁止
LINEグループは、高い倫理観と法令遵守の精神のもと、国に関係なく、賄収賂や汚職を全面的に禁止しています。そのため、LINE役職員は、贈収賄、キックバックの授受、直接間接を問わず汚職行為への関与や協力をしてはいけません。また、国や地域によっては、民間同士の不当な金銭の授受も贈収賄となり、民事上刑事上の責任が生じる場合があるので注意が必要です。
さらに、賄収賂禁止に関する法令等は、代理店、代表者、請負業者やコンサルタントなどのLINEグループを代理する第三者を通じた間接的な場合であっても適用されます。そのため、LINE役職員は、このような第三者を選定するに際し、賄賂を渡す兆候がないことを確認する必要があり、そのために、贈収賄に関連するガイドラインに従う必要があります。
6.3 公正競争および独占禁止法
独占禁止法や競争法の違反は、法人のみならず関与したLINE役職員の個人にも重い法的処罰を科し、LINEグループの事業に甚大な損害を生じさせるおそれがあります。そのため、全ての地域における競争は活発でありながらも公正に行われる必要があります。
また、競合他社との合意は、深刻な競争法違反のリスクがあり、独占禁止法や競争法に違反するつもりのないやりとりであっても、その内容が競争に関する機密性の高いトピックであれば問題が生じるおそれがあります。そのため、価格カルテル、ユーザーや市場の棲み分け、その他競争しないことにつき、決して競合他社と(正式か否かを問いません。)合意しないでください。また、競争上の機密情報(例えば、価格や費用、事業戦略、ユーザー、各社の市場分析情報など)に関して競合他社と議論するのは避けてください。
6.4 マネーロンダリング防止
世界中の法令等はマネーロンダリングを厳格に禁じており、LINEグループとしても、マネーロンダリングに関係するあらゆる法規制や行政からの命令に従い、これを防止します。取引先、ユーザー、従業員との金銭のやりとりの際は、マネーロンダリングに関与する、または間接的に支援することを避けるため常に注意してください。マネーロンダリングの兆候としては、たとえば、高額な現金払い、契約者でない者や契約者ではあるものの業務用でない銀行口座を介した支払いなどがあります。
6.5 知的財産
LINEグループは、特許権、著作権や商標などあらゆる知的財産権を尊重します。そのためLINE役職員は、自社の知的財産の積極的な創出と保護に努めるとともに、他方、他者の知的財産権を侵害しないように、サービスや製品の提供前に侵害の可能性がないかを確認する必要があります。また、LINE役職員が行った職務発明等は、法令等により禁止されている場合またはLINEとの間で例外的取扱いが書面にて認められている場合を除き、すべてLINEグループに帰属します。
6.6 適正な取引 (制裁対象者、輸出入規制、反ボイコット)
アメリカを含む多くの国々の法令等は、特定の国、企業、組織または個人との取引を制限しています。これに加え、世界各国の政府は、取引を禁じる企業、組織、個人の制裁対象者リストを作成しています。これらのリストに掲載されている企業、組織または個人は、テロ活動、密輸、核の拡散、人身売買その他の犯罪行為に関与しているとみなされている者であり、万が一取引を実施してしまうと、資産凍結などの重い処分を受けることがあります。LINEグループでは法令等で許される場合を除き、取引を制限されている特定の国、企業、組織または個人、および制裁対象者リストに掲載されている企業、組織または個人との取引を禁止しています。
また、LINEグループは、事業活動に適用される全ての輸出入に関する法令等やアメリカの反ボイコット法に従います。
LINE役職員が、本行動規範違反の疑いがある行為を発見した場合、上長、人事、法務またはコンプライアンス室などの部署に相談するか、HelpLINEに連絡する義務があります。報告内容は、秘密に扱われますが、もし匿名性が担保された報告を希望するのであれば、LINEグループの内部通報システムをご利用ください。なお、誠実な通報者や情報提供者などに対する報復やいやがらせは、厳に禁止されています。
7.2 行動規範違反等の調査
本行動規範や法令等の違反に関する報告があった場合、LINEグループは、これら
7.3 懲戒処分
LINE役職員は、業務を遂行するに際して法令等に従うことが雇用条件とされています。万が一、本行動規範や法令等に違反した場合、最大で解雇を含む適切な懲戒処分が課されることがあり、また、当該事実が警察を含む行政機関へ通報され、さらには、民事上刑事上のペナルティが課されることもあります。
本行動規範の改定は、LINE株式会社の取締役会決議によるものとします。
9.2 免除
本行動規範の適用除外は極めて例外的に、社内の正式な手続きにより明確な承認を得た場合のみ(役員の違反行為については取締役会の決議のみ)認められます。
9.3 抵触
もし、本行動規範が一部でも現地の法令等に抵触している場合、HelpLINEまで報告してください。
日本語・英語以外のバージョンは企業サイトの「会社情報」に掲載されています。
2015年 6月 1日 制定2016年 5月 1日 改定
2019年 12月 1日 改定