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プロ意識を持って臨んでほしい
LINE×セールスの仕事で感じられる価値

黒田 望

この記事は、2022年サマーインターンシップ セールス職 広告事業コースの募集時に掲載したものを一部修正して再掲載しています。サービス名称や所属は取材当時の内容です。

自己紹介をお願いします。

マーケティングソリューションカンパニーの広告事業本部データソリューション室 Data Solution Planningチームというチームでアシスタントマネージャーを務めている黒田望です。LINEが持つ幅広いデータを横断して活用する、B2B領域のプロダクトやソリューションの企画を担当しています。

LINEには2018年4月に新卒として入社しました。最初の約1年は営業として働き、次に新たに立ち上げられたチームに入りました。そこはプロダクト部門と営業部門の間で、営業企画や営業推進などの業務を行う部門で、その立ち上げから1年半ほど在籍しました。その後、データソリューション室に移動し、大手クライアントとの年間契約プログラムの立ち上げを行なった後、現在の職務であるデータを活用したプロダクト横断ソリューションの企画開発に従事しています。

セールス職のインターンシップには、2020年と2021年にメンターとして携わりました。

セールス職 広告事業コースの概要を教えてください。

セールス職 広告事業コースでは、LINEが普段からお付き合いをさせていただいている実際のクライアント企業にご協力をいただき、その企業のマーケティング課題の解決を図る提案を5名程度のチームで作成します。企業の担当者からのマーケティング課題のヒアリングを行い、課題解決のための施策検討、そしてプレゼンテーションまでを5日間で取り組んでいただくことになります。開催レポート記事も公開されているので、ぜひ参考にしてみてください。(2022年8月開催回2022年9月開催回

ご協力いただく企業や担当者の方々は、参加学生からの提案内容にも純粋に期待されていますし、学生からの提案をきっかけとして実際の施策につながったこともあります。日数は限られていて簡略化されている部分もありますが、LINEの広告事業やセールス職の役割をほぼそのまま実体験でき、ソリューションプランニングに実践的に取り組めることが大きなポイントだと思います。何よりクライアントに実提案できることは、本当に大きな経験になるはずだと思っています。

企画を進める上で、どのようなサポートがありますか

5名程度で構成される各チームにはLINEの広告事業で働くメンターが複数名付いて、様々な面でみなさんをサポートする予定です。サポートの内容としては、まず提案を作る上では、クライアントへのヒアリングで意識すべき観点や課題分析で気にすべきポイント、あるいは提案する際に大事なことは何かなどについてのアドバイスやフィードバックを適宜行っていきます。具体的な方向性を示したり、細かく手取り足取り教えたりではなく、疑問や相談したいことなどがあったときに、気軽に話しかけることができる存在として関わっていくつもりです。そしてメンターが複数人いることで、様々な角度からフィードバックやアドバイスがもらえると思います。混乱する部分もあるかも知れませんが、誰かが絶対の正解を持っているわけではないので、いろんな情報の中から自分たちが一番良いと信じられる提案を作り上げていくことを、しっかり悩みながら楽しんでほしいですね。

また、インターンシップでは、参加者とメンターによる1on1面談を行う予定です。インターンシップで取り組んでいること、あるいはキャリアについて、じっくり個別に話す時間です。LINEや広告、セールスの仕事に魅力を感じ、実際に働いている人たちの生の声が聞けることは、きっとキャリア選択の参考になるはずですし、自分の考えや悩みなどもぜひ率直に話してほしいですね。

選考フローと、その過程で見るポイントを教えてください。

選考フローとしては、まずエントリーシートとSPIテスト選考があり、その後複数回の面接を実施します。

選考における評価ポイントとしては、まず「自分の意思を持ち、思考しながら遂行する力」があります。自分自身で能動的にアクションを起こし、必要な情報を手に入れ、場合によっては他の人も巻き込んで仕事を進めていくことはLINEでセールスとして成果を出すために重要な力です。そのため、たとえば過去の経験を面接で話していただく際には、自分はこう考えたからこのように行動したなど、自分起点で行動したこと、取り組んだことをその意図や結果的に得られたことなども交え、話していただきたいですね。

セールス職では、高いコミュニケーション能力も求められます。単に明るく喋ることができるということではなく、相手の質問に対して論理的かつ的確に答えられるかどうか、また相手を不快にさせず、気持ちよくコミュニケーションを図ることができるかは大切な素養だと思います。

もう1つ、我々LINEのセールスのメンバーが大事にしていることに「不安の効力」があります。目標を達成しなければならないとき、当然ながら何らかの行動を起こすことになります。その行動によって目標が達成できそうな見込みが立つと、人というのは努力しなくなると思います。しかし、確実に目標を達成するためには、このように慢心してしまうのではなく、もしかしたら目標を達成できないかもしれないと、いい意味で不安を持ち続け、目標を達成する上で障害となる課題を幅広く探し、取り除いていくことが大切です。

こういった意識やパーソナリティを持っているかどうかの違いが、プロとしての責任感や成果へのこだわりにつながると私は捉えています。インターンシップであっても、目の前の課題解決にプロ意識を持って働いてほしいと思いますし、そうした意識を強く感じられるかどうかも、選考におけるポイントになると思います。

個人的には、多種多様な企業の課題を様々なアプローチを用いて解決することへの興味や貢献意欲の強い人、あるいは日本で月間9,000万人以上に使われているLINEアプリを活用して新しい課題解決の可能性を考えて実現することに興味がある人などには、ぜひセールスのインターンシップにチャレンジしていただきたいです。LINEやLINEの広告事業、セールス領域の仕事に興味を絞りきれていない方も歓迎です。自分の興味や強みが活かせて伸ばせそうな環境なのか、確かめるために応募・参加いただき、就職活動や今後のキャリアに活かしていただきたいなと思っています。

参加する人に感じ取ってもらいたいことはありますか?

先ほども少し触れたのですが、実際のクライアント企業の実際の課題をテーマにプランを作るインターンシップは、他ではあまりないものだと思います。LINEのセールスのリアルな仕事を体験いただくという点において、企業の実際の課題に向き合う難しさとやりがいを感じ取ってほしいので、プログラムとしてこだわっている部分ですね。

具体的な難しさとして、たとえば課題のヒアリングがあります。提案に際しては、まずクライアント企業の経営状況などを踏まえた上で、こういった課題があるのではないかと仮説を立ててヒアリングに臨み、自分たちが立てた仮説を検証していくことになります。ただ、仮説を立てることも、ヒアリングによって仮説を検証することも、決して簡単なことではありません。

さらに提案では、提案内容を本気で良いものと言い切れるように深く考えられているかどうかが重要で、それはプレゼンテーションの一語一句にも現れてクライアントにも伝わります。そのため、最後まで考え抜き、そして細部にまでこだわって提案する姿勢はセールスとしてすごく大事な部分であり、時間は限られていますがそれを学べる機会にもなっています。

我々としても、インターンシップだからと甘く考えるのではなく、LINEのフロントに立つ1人のメンバーとして皆さんを迎え、真剣に向き合っていきます。クライアント企業に対して提案するものについて、社員が業務と同じ目線でフィードバックするように、妥協せずに取り組みたいと思っています。

インターンシップでの経験は、その後のキャリアにどのように活かせると思いますか。

インターンシップで優秀な評価を獲得した方には、本選考への早期案内や選考ステップの一部免除などを行う予定です。

ただ、それ以上に大きなメリットだと思うのは、LINEで働く人たちに自分のことをしっかり見てもらえること、またLINEやそこで働く人について深く理解できることだと思います。LINEのビジネスについて内側から知ることで理解度を深められますし、社内の雰囲気が自分に合っているか、また仕事に強い興味を持てるかどうかをより実体験を持って感じられ、それは面接などでもアピールいただけると思います。

結果的に社会人としてのキャリアをLINEでスタートしなかったとしても、リアルな現場を知ることができるのは、自分の視座を高めたり選択肢の幅を広げたりすることにつながり、その後の就職活動やキャリアに大きな意味があるのではないでしょうか。

様々な人と知り合うことができることも、インターンシップに参加する大きなメリットだと思います。私自身、LINEのインターンシップに参加して、そこで今でも付き合いのある仲間ができ、自分の大きな財産になっています。その後の進路が異なっていても、近い事業領域や仕事に興味を持った人と、密度の濃い時間を過ごしたことは、たとえLINEに入社しなかったとしても、その後大きな意味を持つと思います。

最後に

インターンシップに参加していただく際には、ぜひプロフェッショナルとしての意識を強く持ってほしいなと思っています。仮にLINEにセールス職として入社された場合、たとえ新入社員であってもクライアントに向き合った瞬間からLINEのプロフェッショナルとしてクライアントと会話していくことになります。最初は知識やスキルが不十分な場合もありますが、それに甘んじるのではなく、LINEのプロとしてできる限りクライアントに貢献すること、そのできる限りの貢献のためにやり切ること。その姿勢を持ってチャレンジし続けることが、自身の成長にとっても非常に重要だと思っています。

インターンシップと言えども、ご協力いただけるクライアント様には、いち学生としてではなく、プロの営業担当として皆様に向き合っていただいています。なので、プロという自覚と意識を持ってインターンシップに臨んでいただければ、非常に良い経験になると思います。

とはいえ、固くなりすぎずに「楽しむこと」も大事にしてほしいですね。せっかくの貴重な経験なので、この環境を最大限に活かして吸収し尽くし、楽しみ尽くしてもらいたいです。
いずれにしても、多くのことを濃く経験できる5日間になるのは間違いないと思います。LINEの新卒採用に応募しようと考えている人だけでなく、進路を迷っているという方にとっても、将来を考える上で必ず貴重な機会になります。ぜひご応募ください。