“ありのままのLINE”を感じて欲しい

DEVREL:藤原 聖

これまでのキャリアや現在の仕事内容は

前職の会社には8年くらい在籍していたのですが、主にAndroidエンジニアとして働いていました。最後の2年ぐらいは人事の仕事も兼務していて、中途エンジニアの採用や採用PRもやっていました。LINEには2018年8月に入社して、Developer Relations(DevRel)チームで主にエンジニアの採用や入社後のケア、エンジニア向けのイベント実施に加え、オープンソースマネジャーも担当しています。人事部門の採用チームも兼務しているので、DevRelチームの中でもかなり採用寄りの役割を担う立場です。

インターン含む新卒のエンジニア採用だと、今年の1月から社内でTF(Task Force)と呼ばれる仮想組織を立ち上げて、国内外からの学生をターゲットに採用活動を強化しています。その中での僕の役割は、CTOやエンジニアとの会話して方向性を作ったり、それをもとに他のDevRelや採用チームなどと施策を決めたりと、全体的な戦略を描く部分を担当しています。

LINEのエンジニア採用の考え方

採用活動の課題とは

半年くらいLINEでエンジニア採用活動を担当しているんですが、まだまだ誤解されていることはあるなと感じています。例えば、今の要件では”日本語もしくは英語”が話せれば良いんですけど、英語がバリバリ話せなきゃダメだと思われていたり。
スキルについても、必要以上に高いレベルが求められると感じている人もいれば、大したことないと思っている人もいて、両面のズレがあると思う。実像と外からのイメージや認識をマッチさせていくことが僕の役割だし、課題に感じているところです。

あと、これは新卒に限った話ではないんですが、外からだといわゆる大企業だというイメージが強いんじゃないかと思っていて。人数的には確かに大企業なんですけど、実はベンチャーっぽいスピード感はまだまだある印象が強いです。例えば、新卒エンジニア採用の特化組織も今年できたばかりですが、1,2ヶ月の間に考えながら走るスタイルで進んでいる。このスピード感は過去の職場とよりもあると思うし、知ってほしいLINEの特徴の一つです。

新卒エンジニアを採用する意味とは

個人的には、組織って新しい人が入ってこないと、衰退が始まっちゃうと思っていて。だから新しく入る人、特に新卒のエンジニアには良い意味でかき回してくれることを期待していいます。

中長期的に戦力として考えると、新卒か中途かは関係ない。もちろん研修があったり、入社後に成長することを見越した上でですけど。新卒として入ってきたんだけど、現場で働いて1年経たないくらいには、”あ、新卒だったんだ”という活躍をしている人は多いですし。”新卒だから、若いから、これをやってね”みたいな扱い方も一切されない。

今、LINEが置かれている立場はけっこう面白いんですよね。日本やタイなどでは多くのシェアを取っているけど、いわゆるグローバルと言えるかというとまだまだで。グローバルプレイヤーがいつどう仕掛けてくるかわからない状態で、僕らはユーザーに独自の価値を届け続ける必要がある。そういう意味では、優秀な人は何人居ても足りない状態で戦っていかないといけない。もちろん中途採用も含めてなんですが、優秀な人が毎年入り続けてくることはとても重要なんです。

インターンシップをやる意義

採用活動におけるインターンの位置づけとは

インターンは、優秀なエンジニアにLINEに入ってもらうために、実際の仕事を見てもらったり、文化や雰囲気を感じてもらえる重要な機会だと考えています。でも極端に言うと、必ずしも新卒のタイミングで入社してもらう必要はなくて、LINEの中身を知ってもらった上で、2社目3社目の選択肢に挙げてもらえるかも知れない。もちろん新卒で入ってくれるのが一番嬉しいんですけど(笑)。
実際に、そういう例があって。過去にLINEでインターンを経験して、結局別の会社で働いているエンジニアがいるんですけど、彼が職場でひたすら”LINEは良かった”と言い広めているという噂を聞いていて。インターンをやった結果、今は違うよねという選択肢はもちろん双方にあると思うんですけど、それはそれで良いかなと。”ありのままのLINE”をちゃんと知ってもらって、色んな判断基準にしてもらうのは大事。
特にインターンではキャパシティの問題があって、我々も多くの方々を受け入れられるわけではないんですけど、LINEのインターンに来ていただければ、何かしらの成長経験を得られる環境を用意しようと思っているので、ぜひ多くの人にチャレンジして欲しいですね。

“ありのままのLINE”というのは、インターンに限ったことではなくて。今の時代、特にエンジニアは売り手市場で、何か表面を取り繕って良い人材を採用できる時代は終わっている。すべてをオープンにしても良いと思ってもらえる会社にしていかなきゃいけないと思っている。言い方が難しいけど、どこにでも入れるどこにでも転職できる市場価値を持った人が、それでもLINEを選んでくれる。そういう人を一人でも多く増やしていきたいです。そのためにも僕らが、社内のエンジニアが満足できる環境や仕組みを整備し続けていく必要があるとも思っています。

今年のインターンの内容は

インターンのやり方も、何が最適かということは毎年議論していて、今できる一番いい形をやっていこうと思っています。今年は、東京と福岡では従来の就業形、LINE KYOTO(京都オフィス)ではイベント形式の2パターンで実施します。
特にLINE KYOTOはキャパシティの都合があって、受け入れられる人数が多くありません。そのような状況でも、LINEでの働き方を関西の学生さんに知ってもらう機会を広げていきたいと思っていて、今回は賞金付きハッカソンのようなイベントを企画しています。
もちろん関西以外から参加できないわけではありません、東京と福岡で長期間の就業形インターンに参加できない人は、実力のある同世代との交流みたいな観点でも参加いただけると嬉しいです。
我々としては、実際にオフィスに来てもらい、中のエンジニアに会ってもらうタッチポイントを作ることで、短い期間であっても、LINEっぽさを感じてもらえると思っています。

東京オフィスの就業形は、まさにLINEで働く体験なんですが、何かしらの成長は提供できる場にしたいと思って模索しています。今回だと、最低の参加期間を去年までの4週間から5週間に変更しています。
インターンでは、期間中で何かをやり遂げて成果を出して帰ってほしいと思っています。与えられた課題の中で自分で手法や問題点を考えて見つけ、フィードバックもらいながらクリアする成功体験を味わってもらう。そのためには、ある程度の期間が必要で、最低期間を伸ばしていて、さらに参加者の希望やアサインするプロジェクトなどによっては、相談の上柔軟に延長できる形式にしています。日程に余裕があれば、アサインプロジェクトの幅も広がりますし、より建設的な進め方ができるので、都合がつけば長期間を希望していただけると良いかと。

大事なのはTrust & Respect

LINEのエンジニアに求められるものとは

まずは、変化を楽しめることです。社内の考えや事業方針もそうですし、外部的な要因も目まぐるしく変わる中で、必要なことに自主的に取り組めるかどうか、その中で技術的にも成長していけるかはポイントです。”LINEに入ったら何を教われるのかな”という受け身の姿勢ではなく、LINEという環境をうまく作って、自分も成長したいと考えているような人が向いていると思います。

スキルだと、昔から思っているのは基礎力って大事だなと。LINEに入るからアプリやWebサービスの開発経験があるかどうかではなくて、大学での授業や基礎的な研究とかに打ち込んできた人は良い素養があると思います。もちろん、LINEだから活かせる経験とかもそれはそれで大事だと思うんですが、成長のための基礎体力というか。流れの早いこの時代に上手く付いていく、リードしていくためにも、色んなものを理解して自分のものにしていく基礎力は、特に若い人にとって非常に重要な部分だと思います。あとは、基礎力が高いこと、しっかり勉強してきたというバックグラウンドがあること。

大事にしてほしいマインドセットがあって、LINEには開発文化を表すワードとして、”Take Ownership”・”Be Open”・”Trust & Respect”という3つのワードを掲げています。もちろん、他の要素も大事なんですが、特に”Trust & Respect”できるかが大切だと思っています。意味としては、お互いへの信頼と尊重を大事にして、それらを持った上で互いを刺激し合いポジティブなプレッシャーを与えましょうというものです。
なぜ特に大切だと思うかというと、LINEって特にエンジニアはとても多様性があって、違って当然という環境なんです。考え方が違うとか文化・言語が違うとか、色んな多様性の中で協調して仕事を進める上では、お互いに良く影響し合おうとかお互いを理解信頼しようという姿勢がものすごく大事。
そのうえで、”何を成し遂げたいんだっけ”ということを考えて進められる人が活躍しているなと。裏を返せば、様々な文化を理解しない人、相手を理解しようとする努力ができない人は向いていないかも知れませんね。そもそも年齢もバラバラだし、みんな意識していないはず。チームとして何を成すべきか、その中で1人のエンジニアとして何が担えるかを考えながら動くことが求められていると思います。

LINEでエンジニアとして働くということ

藤原さんが考える、LINEで働くやりがいや価値は

今、LINEは”第2創業期”と公言しているくらい、ビジネス・組織面でも変化しています。新卒に限らず、中途でも多くの人が毎月入社しています。事業や組織が成長する中で、自分も一緒に成長できることを強く感じられることがやりがいかな。 ちょっと話は変わるけど、アメリカはtwitterやFacebookが根付いて、一方での中国でもwechatが別の形で生活の中に溶け込んでいます。そして、LINEもそれとはちょっと違う世界線で戦っている。もちろん人口や経済圏としての差はあるけど別の文化を作れている。例えばスタンプはFacebookにも取り込まれている、他とは違う戦略で世界の参考になることもできる。 新しい社会の変化の発生点になることができる会社だと、僕はまじめに思っている。これは大きなやりがいです。

LINEのインターンをオススメしたい人は

僕がここで語っている”多様性を認めながら協調して働くということ”とか”グローバルな環境”とか、他の人のインタビューやサイト上に書いてあるLINEの良さと言われているものを、短い期間でも良いから実体験として知ってほしいです。なんで我々がそのポイントを強調しているのか、を。
補足しておくと、これまで学んだことや知識を活かして、社会的な価値を生み出していくことを体験したい人。要は腕に覚えのある人です(笑)。あと実は、今グローバル思考がない人にこそ来てほしかったりもする。今後働いていく中で海外を意識する瞬間はかならず来ると思うので、だからこそ知ってほしい。
インターンは学生のうちにしかできない貴重な体験機会。まずはトライしてみればいいのでは。これは、LINEに限らずですが。

最後に、学生の皆さんに一言

”ぜひ来てください”なんですけど(笑)。
LINEは、皆さんが思っている以上に受け入れ体制もしっかりしているし、多様性もあるし、寛容な会社です。”失敗してもいい、チャレンジがしたい”という思考がある人には、特にぜひ来てほしいと思っています。お待ちしています!

INTERVIEW