上級執行役員と新卒2年目の、お互いの第一印象

LINEの上級執行役員を務めるTabataさんと、入社して2年目のYoshihiroさん。2人の出会いの場は新卒の面接会場。そこで感じたお互いの第一印象について、仕事観を交えつつ伺いました。

Yoshihiro
Tabataさんのことは採用面接の前からインターネットで知っていて、それこそツイッターも見ていたのですが、その印象と、実際に会った印象は結構違ったんです。もっと柔らかい感じの人かと思ってたら、意外と対面で会うと、目をビシッと見て話すし、威圧感があるなあって。
Tabata
あれ、僕わりと逆のこと言われることが多いんだけど……。僕がすごく覚えてるのは、Yoshihiroくんが自分で作ってきたまとめ記事があったんだよね。「Yoshihiroを採用すべき理由」みたいな。
Yoshihiroの面接情報まとめ
Yoshihiro
「NAVERまとめ」風にまとめたんですね。
Tabata
それがまずおもしろいと思った。パワーポイントとかでアピール文を書いてくる学生さんはいるけど、まとめ風につくってきたのは、後にも先にもYoshihiroくん1人じゃないかな。そういうところに情熱とセンスを感じたな。
Yoshihiro
中でも、僕が以前作ったまとめをTabataさんがつぶやいているのを見つけて、そのツイートを今回の「私を採用すべき理由まとめ」にも載せていましたね。
Tabata
それ載せられると、なんか落とせないよね(笑)。こんなことを言うと学生さんは「エーッ」て言うかもしれないけど、エントリーシートを最初から最後まで一言一句ちゃんと見る面接官って、実はそんなにいないんだよね。やっぱり何人も面接するし、記載例みたいなことが書いてあってもあんまり頭に入って来ない。
それより、パッとみておもしろいかっていうのは、すごく大事なことで。いわゆる「メディア人」として記事を作る時も一緒なわけだよね。最初から最後まで一言一句読んでもらわないとおもしろさが伝わらない、という姿勢のものづくりだと、プロの気構えとしては甘い。コンパクトに自分を伝えることだったり、フォーマット自体を工夫して目に留めてもらうこと、それ自体に意識的だということにセンスを感じたんだよね。
Yoshihiro
でも僕は勝手に面接のあと、落ちたんだろうなと思ってました。
Tabata
Yoshihiroくんにはサービスへの愛が強すぎるのかなっていう懸念はあった。サービスへの愛情が強すぎると、あんまり営業としてよくないんだよね。つまり、買い手の論理と売る側の愛情って噛み合なくて、例えば商品が売れなかった時に「この良さがわからないなんてセンスがないな」っていう方向に考えが向いてしまう。 そうじゃなくて、商品を突き放して、買う側の気持ちに立たないといけないけど、それができるのかなっていうのは思った。でもYoshihiroくんは「僕は大丈夫です」って言ったんだよね(笑)。
Yoshihiro
僕としてはその部分がいい方向に動いたような気がしてます。逆にサービス側の人の意見も知りつつ、売り手の話にも寄る、そのどちらも知ることができたので。

LINEの営業はクリエイティブ! 大切にすべきポイントとは

入社2年目のYoshihiroさんが、LINEで働きながら気づいたことはどんな点なのでしょうか。また、Tabataさんが言う「営業はクリエイティブ」の真意とは? 営業を行なう上で大切なスキルについても話してもらいました。

Yoshihiro
ライオンが崖の上から子を落とすじゃないですけど、「お前やってこい」みたいな感じなんですよね(笑)。だから色々やれるし、この1年半で自分は成長できたと言える自信がありますね。営業として、お客さまのに前に立って喋るスキルだとか、人と人とのバランスをとることとか。一個人の自分に自信がついたと思います。
Tabata
入社2年目だけど、その中で大きかった体験ってある?
Yoshihiro
4月に後輩が入ったんですね。
Yoshihiro
それまでは自分がいちばん下だったので、どこか気を使ってしまっていたんですけど、2年目になって後輩ができて、ちょっと気持ちが楽になった部分がありました。それと、やっぱり後輩にだらしないところは見せられないぞっていう覚悟もできましたね。
Tabata
世の中には、上司から言われたことをそのまま言うような営業もいるかもしれないけど、うちはそういう営業は求めてなくて、いかにクリエイティブに翻訳できるかってことなんだよね。クライアントさんの話の裏の気持ちを読み取る力、というか。
Yoshihiro
手段より本質、ということですよね。その力はこの1年でとても身に付きました。水汲みという仕事で例えると、いわゆる一般的な会社って、1人ひとりにバケツをたくさん持たせようとするんですよ。「2個持つスキルを身につけよう!」みたいな。でも目的は、目的地まで水を持っていくこと。であれば、水道を引くシステムを作ったほうが早いよねって。そこに気づけるかどうかは大切な気がしてます。
Tabata
変化のスピードがとても速い会社だから、単に努力でなんとかなるってわけじゃないときだってあるんですよ。だからこそ、そもそもに立ち返って本質を捉えていく必要がでてくる。水汲みでいうなら、「なんでそもそも水が必要なのか?」を考える。トイレのために水が必要だというのであれば、「水を流さなくてもいいトイレを考えましょう」という提案だってありえますよね。そういう視点も含め掛け算の発想をもたないと、前に進みづらいことも多い。Yoshihiroがそういう思考をするようになったのは何がきっかけだった?
Yoshihiro
先輩に「なんで?」って聞かれることがすごく多かったんです。「なんでこの質問してるの?」とか、「なんでそういう風に言われてるの?」とか。自分で理解できていないことを人にパスするのはダメだっていうのを口酸っぱく言われました。
Tabata
うん、それはほんとにそうだな。

仕事の受注はスタンプで祝福、LINEだからこその上司と部下の日常

他の企業であれば、かなり上級の役職であるはずのTabataさん。LINEでは同じ部署に席を構え、いち社員として新卒社員とも同等のやり取りを交わしています。そんな関係が垣間見える、日頃の2人の姿を追ってみました。

Yoshihiro
一緒にお昼を食べることはあんまりないですね。
Tabata
夜にたまに行くよね。
Yoshihiro
事業部全体で飲むことがありますね。先日もチームの達成会みたいなものを、Tabataさんのお兄さんの店で(笑)。
Tabata
お兄さんっていうか顔が似てるだけなんだけどね。
Yoshihiro
えっ! あれ嘘なんですか。
Tabata
あれっ、俺とっくにみんな気づいてて、空気を読んで乗っかってくれてるんだと思ってた。
Yoshihiro
だって僕、他の部署の人にも言っちゃいましたよ。それにしても近くで働いてるなとは思いましたけど(笑)。しかもリアリティーがある似方なんですよ(笑)。そっくりっていうより、ギリギリ似てるなあみたいな……。びっくりした……。
Tabata
ごめんごめん。飲み会以外でやり取りするっていうと、グループのLINEとかだよね。
Yoshihiro
やっぱり仕事の伝達がメインになりますよね。受注報告を投げると、みんなからスタンプが返ってくるんですよ。
Tabata
そういうのはうちならではかもね。LINEならではのコミュニケーションって他にあるかなあ。
Yoshihiro
例え話みたいなのはよく聞くので勉強になります。
Tabata
例え話?
Yoshihiro
内定後の懇親会で、Tabataさんが言われたんですよ。透明な水槽がある。真ん中に仕切りがあって、片方はなにもない空間で、片方に金魚をいれる。ある時、真ん中の仕切りを外してみると、金魚は向こう側に行こうとしないらしいんです。それは「仕切りがある」って思い込んでるから。でも、新しい金魚をいれると、スイスイと向こう側に行って、みんなもついていくらしいんです。
Tabata
いや、科学的に正しい話かどうかもわかんないんだけどね。ひとつの例えで。
Yoshihiro
でもそれは、僕の中で納得してすごく腑に落ちたんですよね。「君たちはその新しい金魚です」って言われて。「あっ!」みたいな。ぼくらが未開の地を開拓するのか! って。

こんな人に来てほしい! LINEの営業職

他部署と異なり、外に出てお客さまとやり取りを行なう営業という職種。2人が考える一緒に働きたい人材とは、そしてその素質とは。どんなイメージを持っているのか聞いてみました。

Yoshihiro
元気で広告が好きで、素直な人がいいなあと。あと、ちゃんと自分の意見を持っていること。僕も意識してやってることですけど、「自分はこれがいいと思います」ってしっかり言えるような人に入ってきてほしいし、そういう人こそしっかり伸びるんじゃないかなとは思いますね。
Tabata
うちの会社って、みんなが正解を知らない中で、未知のジャングルを探検するようなもの。言われた通りやるのではなく、対等にディスカッションできる人を求めてるし、失敗したっていい。それより、その事実に対して謙虚であることだよね。僕も別に上司として正しさにこだわるつもりはないから、鎧を脱いで一緒にやっていける人を求めてるね。
Yoshihiro
会社がすごくフラットですからね。さっき話した、達成するためなら手段を問わないっていうのと一緒で、LINEの中にそういう文化が根付いてるんだと思います。売り上げを達成するためには、お互いの関係をフラットにしたほうがスピードは速い。しがらみがなければ、問題解決も早いですよね。
Tabata
あと、僕たちはLINEの人間でいることが長いから、一般ユーザーの視点に立とうと思っても、良くも悪くもなりきれない部分がある。そういう点でいうと、大学生のユーザー目線というのはすごく大きくて。その部分は大切にしてほしいなと思うね。知らないっていうのは大切なスキルだから。