【コーポレート】2015年7-9月期、業績についてのお知らせ

2015.10.29 コーポレート

LINE株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:出澤 剛)は、本日、2015年7-9月期(Q3)の業績を開示いたしましたので、お知らせいたします。

 

2015年7-9月期のLINE株式会社全体の売上額*1は322億円(前期比16%、前年同期比35%増)となりました。

 

また、基幹事業であるLINE事業単体の2015年7-9月期の売上額は299億円(前期比18%、前年同期比38%増)となりました。

 

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*1:LINE PLUS株式会社・LINE Business Partners株式会社を含めた連結業績

 

LINEの月間アクティブユーザー数(MAU: Monthly Active User)は、グローバルで約2億1,200万人、トップ4カ国(日本、タイ、台湾、インドネシア)では、更なる成長を続け、約1億3,700万人(2015年9月実績)となりました。Q2に引き続き急速にユーザー拡大を続けるインドネシアをはじめ、アジア地域に注力し、シェアを拡大しております。

 

スタンプ事業においては、人気キャラクターIPを用いた公式スタンプに加え、アニメーションスタンプやサウンドスタンプの人気が高く、売上に貢献しています。また、ユーザーがスタンプを制作・販売することができる「LINE Creators Market」では、日本・タイ・台湾を中心にグローバルで急速に売上を伸ばしており、日本では、人気スタンプキャラクターのグッズ化および販売を行い、想定を超える速さで完売となるグッズが出るなど、盛り上がりをみせています。Q4以降も、公式スタンプ・クリエイターズスタンプともに売上を伸ばしつつ、新たな商品の開発などを進めます。

 

ゲーム事業においては、「LINE:ディズニー ツムツム」や「LINE レンジャー」をはじめとする既存タイトルの売上が引き続き堅調に推移しています。加えて、2015年Q3には、グローバルで7タイトルを新たにリリースしました。7月には、TVアニメ「ONE PIECE(ワンピース)」を題材とした「LINE: ONE PIECE 秘寶尋航」(「LINE:ONE PIECE トレジャークルーズ」)を台湾・香港・マカオでリリースし、台湾ではApp Storeの売上ランキングで1位を獲得するなど好調に推移しており、今後展開国を拡大していく予定です。また、中華圏を中心に展開しているモバイルゲーム企業LongTu Korea(本社:韓国ソウル、代表取締役社長:Yang Shenghui)との共同出資による新会社「Lantu Games Limited」(ランツ ゲームス)を設立し、アジア圏を足がかりに、グローバルでの市場開拓を進めてまいります。その他、グローバルで競争力の持つタイトルの開発・展開を進めております。

 

広告事業においては、グローバルにおいて公式アカウント・スポンサードスタンプの広告主が引き続き順調に増加していることに加え、動画視聴型インセンティブサービス「LINE フリーコインVideo」が好評で、リピートクライアントも多く、堅調に売上を伸ばしています。企業向けAPIソリューション「LINE ビジネスコネクト」では、インテル株式会社とのソフトウェア開発者向け技術情報支援とインターネット・オブ・シングス(IoT)対応ソリューションの導入促進を目的とした連携や、マイクロソフト株式会社との連携による人工知能「りんな」を活用した人工知能(AI)型のLINE公式アカウントを企業向けに提供開始したことにより、企業の公式アカウント利用における選択肢を拡大、利用を促進してまいりました。今後も、グローバルにおいて様々な広告サービスの展開を推し進め、売上を伸ばしてまいります。

 

このほか、プラットフォーム事業においては、日本とタイで展開している音楽配信サービス「LINE MUSIC」が、6月のサービス公開以降、ダウンロード数860万件(2015年10月21日時点)、月間アクティブユーザー数(MAU)400万人(2015年9月末時点)*2を超えるなど、順調に成長を続けていることに加え、自撮り専用カメラアプリ「B612」は、アジア、中南米地域に加えて東ヨーロッパ地域などを中心にユーザーを拡大し続け、世界累計1億ダウンロード(2015年10月9日時点)、月間アクティブユーザー数(MAU)は5,000万人を記録するなど、グローバルにおいて成長しています。また、日本で展開しているアルバイト求人情報サービス「LINE バイト」では、登録ユーザー数600万人(2015年10月時点)を記録し、初のTVCMを放映するなど積極的なマーケティング活動を実施しているほか、電子コミックサービス「LINEマンガ」では、出版事業への参入を発表し、今後は海外展開なども視野に入れたサービス拡大を検討しています。その他、展開中の既存サービス含め、引き続き、グローバルにおけるユーザー層の拡大および、プラットフォームとして多様化、成長すべく様々なコンテンツやサービス展開を続けてまいります。

*2:各実績値(ダウンロード数・MAU)は、全て日本国内の数値です。

 

LINE株式会社 代表取締役社長 出澤剛のコメント:

2015年Q3はQ2に引き続き、インドネシアにおけるシェアを順調に拡大させてまいりました。引き続き、徹底したローカライズによりトップシェアを確立していくとともに、アジア地域にフォーカスを当て、様々なチャレンジを通して次なるトップシェア獲得国の創出を図っていきます。

Q4では、「LINE」をプラットフォームとしてより洗練されたものにすべく、事業成長スピードをこれまで以上に加速させてまいります。

 

 

LINEはユーザーの生活に密着したプラットフォームとなるべく、現在提供しているサービスおよび新規事業を通して、多様なビジネスモデルを展開し、新たな成長軌道の確立と、ユーザーの利便性を高めるための取り組みを、より速いスピード、より大きなスケールで推進してまいります。

 

注)本資料は外部監査人による監査を受けていない、社内での集計に拠るものです。